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言葉は福ともなり、禍ともなる

言葉とは、不思議なものである。
ひと言が人を励まし、
またひと言が人を傷つける。
口から発するものにこそ、福もあり、禍もある。

余のごとき、多くを語る者は、
往々にして禍を招くこともある。
不用意な発言、過度の饒舌は、
ときに人の信を失い、
己を損なうもととなる。

だが、同じ口より出た言葉が、
人を動かし、道をひらく力ともなる。
時に人の心を救い、
時に世に風を起こすこともある。

要は、語るべき時に語り、
慎むべき時に黙す
ことができるかどうかにある。

多弁を咎めるにあらず。
言葉に誠をこめ、理を備え、敬を忘れぬならば、
多くを語っても、そこに害はない。

ただし、言葉の軽さに溺れれば、
その果ては信頼を失い、
自らの足元を掘り崩すことになる。

口は人の徳を映す鏡。
それを福とするも、禍とするも、
己の慎みによって定まるのである。

○余のごときは多弁の為に禍もあるが、これによってまた福も来るのである。

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