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【4-40】信なくば進まず

目次

◆第4章 第40節による心得

●原文引用

知識なく、信頼せず、疑心ある者は滅びる。疑心ある人には、この世界も、他の世界*も、また幸福もない。(第4章 第40節)


●逐語訳(一文ずつ訳す)

  • 「知識なく、信頼せず、疑心ある者は滅びる」
     → 真理を知らず、教えを信じず、常に疑い続ける者は、自らを破滅させる。
  • 「疑心ある人には、この世界も、他の世界も、また幸福もない」
     → 疑い深い人は、現世においても、来世においても、また心の平安も得られない。

●用語解説

  • 知識(ジュニャーナ):真理を理解すること、実相の認識。
  • 信頼(シュラッダー):師や教え、または宇宙の法則に対する敬意と信念。
  • 疑心(サムシャヤ):根本的な不信や猜疑心。心を曇らせ、道を妨げるもの。
  • この世界・他の世界:現世の充実、死後の報い、霊的世界などを指す。
  • 幸福(スカ):精神的な満足、安らぎ、人生の充実。

●全体の現代語訳(まとめ)

真理を知らず、信じる心を持たず、疑いに支配される者は破滅する。疑い深い者は、現世においても来世においても、また心の幸福にも至ることはない。


●解釈と現代的意義

この節は、疑心が自己成長を阻む最たる障害であることを語っています。知識や信頼がなければ、人は進むべき道を見失い、安らぎも成果も得られません。現代においても、根本的な不信感や無気力は、心の幸福を奪う大きな要因です。


●ビジネスにおける解釈と適用

視点解釈・応用
知識と教育の重要性知らなければ判断も行動も誤る。学びは前提条件。
信頼関係チーム・組織・顧客との信頼がなければ、協力も成果も得られない。
疑心の害疑念ばかり抱けば、何事も始められず、周囲との関係も崩壊する。
成果・幸福成果と心の安らぎは、信じて行動することから生まれる。

●ビジネス用の心得タイトル

「信なくば進まず」
――知識と信頼のない者に、成果も幸福もない


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