会社の存続は自然に任せて成り立つものではなく、社長の主導と意識的な経営努力にかかっている。
大赤字の危機にありながら立て直すことはできるが、それはただの偶然や運ではなく、問題の根本原因を正確に見極め、適切な対策を講じることによって実現する。
赤字の原因は何だったのだろうか、どこがどのように間違っていたのだろうか、それが立派に立直ったのは、赤字の原因を消し去ったからではある。
再建を果たす会社には共通しているものが多い。業種や規模の違いがあるにもかかわらずである。
ここに、事業経営の法則がある。この法則をシッカリとつかみ、これを実行してゆくことこそ、会社を存続させるものである。
目次
会社の自然の成行きは倒産である
市場は常に変化しており、また新規参入もある。会社は常に変化しなければ生き残れないものであり、それが原理である。
この原理から逃れられる会社はなく、変化しない会社は、自然淘汰的に倒産するシステムになっている。
倒産するのも再建するのも社長次第
事業経営は、これらの法則を継続的に実行し続けることで初めて成り立つ。
赤字を抱える会社が倒産せず立ち直るためには、まず社長が主体的に市場の声を聞き、適切な戦略を実行する必要がある。
このように経営者が「繁栄への道」を切り開く覚悟を持ち、実行力を発揮することが、会社の未来を切り開く鍵である。
しかも、これを実行できるのは、会社の中の誰でもない。社長ただ一人である。社員が懸命に働くのも働かないのも、人材を活用することができるもできないも、すべて社長にかかっていることを肝に銘じて正しい事業経営を行なうことこそ、会社を繁栄させる道である。
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