以下は、与えられた資料を基に個別原価計算における仕損の処理を行い、原価計算表を完成させる手順です。
資料の要約
- 製造指図書: No.1
- 補修指図書: No.1-1
- 補修指図書の原価:
- 直接材料費: 100円
- 直接労務費: 200円
- 製造間接費: 250円
仕損費の処理
- 仕損費の計算
- 補修指図書No.1-1に集計された原価を合計します。 仕損費=100 円 (直接材料費)+200 円 (直接労務費)+250 円 (製造間接費)=550 円仕損費 = 100 \, \text{円 (直接材料費)} + 200 \, \text{円 (直接労務費)} + 250 \, \text{円 (製造間接費)} = 550 \, \text{円}
- 仕損費の賦課
- 仕損費は、仕損が生じた製造指図書No.1に直接経費として賦課します。
原価計算表の記入例
項目 | 直接材料費 | 直接労務費 | 製造間接費 | 合計原価 |
---|---|---|---|---|
製造指図書No.1 | (元の金額) + 100円 | (元の金額) + 200円 | (元の金額) + 250円 | (元の金額) + 550円 |
- 仕損費が追加されたことで、製造指図書No.1の原価はそれぞれの項目に対応して増加し、合計原価にも反映されます。
仕訳例
- 補修にかかる費用を集計
借方: 製造間接費 250円 借方: 仕掛品 300円 (100円 + 200円) 貸方: 材料費 100円 貸方: 労務費 200円
- 仕損費の賦課
借方: 仕掛品 (製造指図書No.1) 550円 貸方: 製造間接費 250円 貸方: 仕掛品 (補修) 300円
ポイント
- 個別原価計算では、仕損費は発生した製造指図書に直接賦課します。
- 賦課された仕損費は、最終的にその製造指図書の製品原価に含まれます。
これをもとに、具体的な原価計算表に仕損費を反映してください。
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