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配当金と利息の受け取り

目次

1. 配当金を受け取ったとき

配当金とは
株式を所有している場合、発行会社が利益を株主に分配する形で支払われる金額を指します。

配当金の会計処理

  • 収益の計上:配当金は「受取配当金(収益)」として記録します。
  • 現金の受領:配当金領収証を金融機関に持ち込むことで現金を受け取るため、「現金(資産)」として処理します。

【例1】配当金を受け取った場合

取引内容
X社株式について、配当金領収証100円を受領。

仕訳

借方:現金    100円  
貸方:受取配当金 100円

2. 利息を受け取ったとき

利息とは
公社債を所有している場合、債券発行者が定期的に支払う利息を指します。利息は、発行者から受け取った利札を金融機関で現金化することで受け取ります。

利息の会計処理

  • 収益の計上:利息収入は「有価証券利息(収益)」として記録します。
  • 現金の受領:期限到来済みの利札は「現金(資産)」として処理します。

【例2】利息を受け取った場合

取引内容
Y社社債について、半年分の利息100円を受領。

仕訳

借方:現金     100円  
貸方:有価証券利息 100円

配当金と利息の違いとポイント

項目配当金利息
対象株式公社債
計上科目受取配当金(収益)有価証券利息(収益)
現金化方法配当金領収証を金融機関で現金化する期限到来済みの利札を金融機関で現金化する
仕訳借方:現金、貸方:受取配当金借方:現金、貸方:有価証券利息

実務上の注意点

  1. 現金処理
    配当金領収証や利札は、実際に現金として受け取ったタイミングで記帳します。
  2. 税務処理
    配当金や利息は、所得税の課税対象となる場合があるため、記帳時に税務処理を意識する必要があります。
  3. 記録の正確性
    配当金や利息収入は、企業の財務状況に直接影響を与えるため、金額や計上時期を正確に記録することが重要です。

これらの知識を活用することで、配当金や利息の受領に関する会計処理が正確かつ効率的に行えます。

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