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全社員を巻き込む政策勉強会を開催する仕組み

企業の方針や価値観を全社員に浸透させるためには、ただ言葉で伝えるだけでは不十分です。全社員が同じ場所、同じ時間を共有し、直接的に方針に触れる機会を設けることが重要です。当社では、この目的を果たすために「経営計画発表会」と「政策勉強会」の2つの場を活用しています。

目次

選ばれた場での緊張感と集中力

年度の方針はまず「経営計画発表会」で発表されます。この発表会に参加できるのは、課長職以上の管理職や、半期にA評価を得た優秀な社員のみ。

この限られた空間では、選ばれた社員に直接方針を伝えることで、緊張感を持って受け止めてもらいます。しかし、これだけでは全社員に価値観を浸透させることはできません。

政策勉強会:全社員に向けた方針共有の場

全従業員が同じ価値観を持つためには、時と場所を共有することが必要です。そのため、当社では年に2回、パートやアルバイトを含む全従業員を対象とした「政策勉強会」を開催しています。

この場で、経営計画発表会で発表した方針を改めて全員に伝えています。

経営計画発表会に参加した社員にとっては同じ話を2回聞くことになりますが、繰り返し聞くことで、新たな気づきや理解を深める効果があります。

また、発表会に出席できなかった社員には、ビデオ視聴を強制的に実施し、全員が平等に方針を学ぶ機会を提供しています。

緊張感を生むための工夫

政策勉強会では、社員の緊張感を高めるため、毎回席順を変えています。慣れた環境ではなく、適度な緊張感を持った状態で参加することで、方針への集中力を高めます。また、欠席した社員に対しては、土曜日に欠席者勉強会を行い、その場にも上司が同席することで責任感を持たせています。

変化への迅速な対応と共有

企業活動では市場や環境の変化に対応するため、期中に方針を変更することもあります。その場合、11月の政策勉強会で方針変更を発表し、全社員に周知します。過去には、クレーム対応方針を見直し、新たにクレーマー対応に特化した方針を導入しました。このように、方針変更は幹部だけでなく全社員に徹底して共有する仕組みを整えています。

表彰を通じた意識の向上

政策勉強会の後半は、社員表彰式の時間を設けています。これにより、優秀な社員を称えるとともに、全社員の意識向上と士気の向上を図っています。

まとめ

方針を全社員に浸透させるためには、発表する場の工夫や伝達手段の強制力、さらには社員の意識を高める仕組みが不可欠です。当社では「緊張感のある学び」を通じて、全社員が同じ方向を向いて行動できるよう、強固な仕組みを構築しています。この取り組みが、組織全体の一体感と成長を支える原動力となっています。

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