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「一年先の予定」を確実に決める方法

経営計画書に立派な方針を掲げても、それが具体的な行動計画に落とし込まれていなければ、ただの絵空事に終わります。重要なのは、「誰が」「いつ」「何をするか」を明確に決めることです。

多くの社員は、特に面倒なことに対して自発的に動くことは期待できません。なぜなら、普通の社員であれば、できるだけ楽に業務を進めようと考えるものだからです。しかし、一方で「決められたこと」や「書かれていること」に従う傾向があります。このため、事業年度計画表、つまり年間スケジュールを作成することが欠かせません。

目次

一年先の予定は「見えない」のではなく「見える」

多くの経営者は「一年先のことなんて分からない」と言いますが、実はそれは誤解です。本当に分からないのはむしろ「明日のこと」です。なぜなら、会社の事業活動の大部分は毎年ほぼ同じ流れで進行しているからです。

例えば、以下のようなイベントはほぼ変わりません。

  • 創業記念日
  • 入社式
  • 夏休みや冬休み
  • 社員旅行

これらの行事が来年急に別の日に移動することは、通常あり得ません。つまり、「今年やったことを、来年も同じ日に行う」と決めるだけで、年間スケジュールの大半が決まるのです。

もし予定が祝日や都合の悪い日と重なった場合は、少し前後にずらせば問題ありません。変化が少ない部分を基準にすることで、スケジュール作成はスムーズになります。

変わらないことを基軸にスケジュールを立てる

経営者の中には、新しいアイデアやプロジェクトを計画することに意欲的な方も多いでしょう。しかし、実際のところ、事業の約95%は同じことの繰り返しです。だからこそ、まずは「変わらないこと」を基軸に年間スケジュールを組むことが大切です。

結論

計画作りにおいて、変化する部分を中心に考えるのではなく、変わらない部分を先に決める。それが効率的かつ確実にスケジュールを立てるコツです。

今年実施したことを来年も同じタイミングで行うと決めることで、会社の運営はよりスムーズに、そして無駄なく進めることができるでしょう。

この記事でわかること

「一年先の予定」を決める

今年やったことを、来年も同じ日にやると決める

経営計画書で方針を示しても、誰が、いつ、何をやるのかを決めなければ、その方針は絵に描いた餅になる。

社員は自発的に実行することはありません。面倒なことをやらないのがまともな社員です。けれど人間は、決められたこと、書かれてあることならやります。だから事業年度計画表(年間スケジュール)をつくる必要があります。

多くの社長がこう言います。一年先のことなどわからないと、、、違います。わからないのはむしろ明日のこと、会社は毎年同じ事業活動をおこなっているから、一年先のことはすべてわかっているのです。

来年になったら創業記念日は変わりますか?変わらないですよね。入社式は?冬休みは?夏休みは?社員旅行は?

多くの社長は新しい事をはじめようとします。けれど、事業の95%は同じ事を繰り返しです。今年やったことを来年も同じようにやるのですから、今年やったことを、来年同じ日にやると決めるだけ。その日が祝日なら前後にずらせばいいだけ。

変わるものを中心に考えるのではなく、変わらないものから考える。そうすれば年間スケジュールはすぐに決まります。

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