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【4-7】混乱の時代に、真価は姿を現す
◆第4章 第7節による心得 ●原文引用 「実に、美徳(正法)が衰え、不徳(非法)が栄える時、私は自身を現わすのである。」(第4章 第7節) ●逐語訳(一文ずつ訳す) 「実に」 → 本当に、確かに。 「美徳(正法)が衰え」 → ダルマ(正しい法・徳)が弱ま... -
【4-6】変わらぬ本質は、変化の中に現れる
◆第4章 第6節による心得 ●原文引用 「私は不生であり、その本性は不変、万物の主であるが、自己のプラクリティ(根本原質)に依存して、自己の幻力により出現する。」(第4章 第6節) ●逐語訳(一文ずつ訳す) 「私は不生であり」 → 私は生まれることがな... -
【4-5】今は見えずとも、経験は刻まれている
◆第4章 第5節による心得 ●原文引用 「聖バガヴァットは告げた。私は多くの生を経て来た。あなたもそうだ。アルジュナよ。私はそれらをすべて知っている。だがあなたは知らない。」(第4章 第5節) ●逐語訳(一文ずつ訳す) 「聖バガヴァットは告げた」 → ... -
【4-4】敬意ある問いが、真理を導く
◆第4章 第4節による心得 ●原文引用 「アルジュナはたずねた。『あなたの出生は後であり、ヴィヴァスヴァットの出生は前である。あなたが最初に説いたとは、どのように理解したらよいのか。』」(第4章 第4節) ●逐語訳(一文ずつ訳す) 「アルジュナはたず... -
【4-3】信頼と敬愛に、真の叡智は託される
◆第4章 第3節による心得 ●原文引用 「私は今、まさにこの古のヨーガをあなたに説く。あなたは私を信愛していて、友であるから。実にこれは最高の秘説である。」(第4章 第3節) ●逐語訳(一文ずつ訳す) 「私は今、まさにこの古のヨーガをあなたに説く」 ... -
【4-2】叡智は受け継がれてこそ、力となる
◆第4章 第2節による心得 ●原文引用 「このように、王仙たちはこの伝承されたヨーガを知っていた。しかしそのヨーガは、久しい時を経て失われた。」(第4章 第2節) ●逐語訳(一文ずつ訳す) 「このように、王仙たちはこの伝承されたヨーガを知っていた」 ... -
【4-1】 叡智は光より始まり、秩序と統治に伝わる
◆第4章 第1節による心得 ●原文引用 聖バガヴァットは告げた。「私はこの不滅のヨーガをヴィヴァスヴァット(太陽神)に説いた。ヴィヴァスヴァットはそれをマヌ(人類の祖)に告げ、マヌはそれをイクシュヴァーク(王名)に告げた。」(第4章 第1節) ●逐... -
【3-43】 最終的教訓:自己を確立し、欲望という敵を打ち破れ
◆第3章 第43節による心得 ●原文引用 「このように、思惟機能よりも高いものを知り、自ら自己を確固たるものにして、勇士よ、欲望という難敵を殺せ。」(第3章 第43節) ●逐語訳 このように:前節までで語られた意識の階層(感官→思考→思惟→真の自己)を理... -
【3-42】 人間存在の階層と最も高位にある「個我」
◆第3章 第42節による心得 ●原文引用 「諸感官は強力であると言われる。思考器官は諸感官より高く、思惟機能は思考器官より高い。しかし、思惟機能の上にあるもの、それが彼(個我)である。」(第3章 第42節) ●逐語訳 諸感官(インドリヤーニ):視覚・聴... -
【3-41】 欲望克服への第一歩:感官制御
◆第3章 第41節による心得 ●原文引用 「それ故アルジュナよ、あなたはまず感官を制御し、理論知と実践知を滅ぼすこの邪悪なものを捨てよ。」(第3章 第41節) ●逐語訳 それ故アルジュナよ:前節までの説明を踏まえたクリシュナの呼びかけ。 まず感官を制御...