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形なき理想を追う道は険しい
■引用原文(日本語訳) 「だが、非顕現なものに専念した人々の労苦はより多大である。というのは、非顕現な帰結は、肉体を有する人々によっては到達され難いから。」(『バガヴァッド・ギーター』第12章 第5節) ■逐語訳 しかし――形のないもの(非顕現)に... -
揺るがぬ心で、すべての幸福を自らの喜びとせよ
■引用原文(日本語訳) 「感官の群を制御して、一切に対して平等に考え、万物の幸福を喜ぶ人々も、他ならぬ私に達する。」(『バガヴァッド・ギーター』第12章 第4節) ■逐語訳 五感を制し(インドリヤ・サンヤマ)、すべての存在を平等に見(サマ・ブッデ... -
目に見えぬ真理を思い、揺るがぬ心を保て
■引用原文(日本語訳) ただし、不滅で、説明され得ず、非顕現で、いたる所にあり、不可思議で、揺ぎなく、不動であり、堅固なものを念想する人々、(『バガヴァッド・ギーター』第12章 第3節) ■逐語訳 ただし――不滅で(アクシャラ)、言語で表すことがで... -
誠の道は、愛と一心に在り
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「私に意を注ぎ、私に常に専心して念想する、最高の信仰を抱いた人々は、『最高に専心した者』であると、私は考える。」(『バガヴァッド・ギーター』第12章 第2節) ■逐語訳 主クリシュナは語った:「私に... -
形なきものを想うより、心をもって奉仕せよ
■引用原文(日本語訳) アルジュナはたずねた。「このように常に〔あなたに〕専心し、あなたを念想する信者たちと、不滅で非顕現なものを〔念想する〕人々とでは、どちらが最もヨーガを知る者であるか。」(『バガヴァッド・ギーター』第12章 第1節) ■逐... -
長期と短期の思考を交互にめぐらせよ
1. 現在と未来を往還する思考 経営とは、今この瞬間の選択と、未来の理想像を結ぶ橋を架ける営みである。したがって、長期的なビジョンと短期的な課題解決を繰り返し行き来しながら思考する姿勢が不可欠となる。 長期的視点は、経営の「方向性」と「存在意... -
死中に活を見いだす者、志を貫く
一、原文の引用と現代語訳(逐語) 原文(抄) 武士道といふは、死ぬ事と見附けたり。どちらを選ぶかという場合には、死ぬ方に決めるだけのことである。覚悟して進むのである。人はとかく好きなほうに理屈をつけがちである。その結果、目的を遂げられずに... -
真の智は、行動と完成をもたらす
引用原文(日本語訳) 以上、私は最も秘密の教説を説いた。これを知れば、人は知性ある者となり、目的を達成した者となろう。アルジュナよ。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第20節) 逐語訳 私は、今まで語ってきた内容のすべてが、最も深遠で秘密(... -
本質を知る者は、迷わず力を尽くす
引用原文(日本語訳) 迷妄なく、このように私を至高のプルシャと知る人は、一切を知り、全身全霊で私を信愛するのである。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第19節) 逐語訳 このように私(バガヴァーン)を、迷いなく、至高の存在(プルショーッタマ... -
すべてを超えて、価値を統べる存在を知れ
引用原文(日本語訳) 私は可滅のものを超越して、不滅のものよりも至高であるから、世間においても、ヴェーダにおいても、至高のプルシャであると知られている。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第18節) 逐語訳 私は、可滅の存在(変化するもの)を...