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誇りと虚栄に満ちた善行は、徳ではなく堕落である
■引用原文(日本語訳) 「私は富み、高貴な生れである。他の誰が私に匹敵するか。私は祭祀を行おう。布施をしよう。大いに楽しもう。」彼らは無知に迷わされてこのように言う。(『バガヴァッド・ギーター』第16章 第15節) ■逐語訳(一文ずつ) 「私は富... -
支配・享楽・誇示の言葉は、心の堕落の表れである
■引用原文(日本語訳) 「私はあの敵を倒した。他の敵も倒してやろう。私は支配者である。享受者である。私は成功し、有力者で、幸福である。」(『バガヴァッド・ギーター』第16章 第14節) ■逐語訳(一文ずつ) 「私はあの敵を倒した」 「次は他の敵も倒... -
すべてを“自分のもの”とする心が、破滅の種を育てる
■引用原文(日本語訳) 「私は今日これを得た。私はこの願望を達成するであろう。この財産は私のものだ。この財産もまた私のものとなろう。」(『バガヴァッド・ギーター』第16章 第13節) ■逐語訳(一文ずつ) 「私は今日、これを手に入れた(得た)」 「... -
欲と怒りに縛られた心は、手段を選ばず破滅へ向かう
■引用原文(日本語訳) 彼らは幾百の希望の罠に縛られ、欲望と怒りに没頭し、欲望を享受するために、不正な手段によって富を蓄積しようと望む。(『バガヴァッド・ギーター』第16章 第12節) ■逐語訳(一文ずつ) 彼ら(阿修羅的な者たち)は、 数え切れな... -
欲望を人生のすべてと信じる者は、永遠に満たされない
■引用原文(日本語訳) 彼らは、限りない、死ぬまで続く思惑にふけり、欲望の享受に没頭し、『これがすべてだ』と確信する。(『バガヴァッド・ギーター』第16章 第11節) ■逐語訳(一文ずつ) 阿修羅的な者たちは、 限りない思惑(無限の欲望・計画)に耽... -
欲と慢心に支配されし者は、自らを破滅に導く
■引用原文(日本語訳) 彼らは満たし難い欲望にふけり、偽善と慢心と酔いに満ち、迷妄のために誤った見解に固執し、不浄の信条を抱いて行動する。(『バガヴァッド・ギーター』第16章 第10節) ■逐語訳(一文ずつ) 彼ら(阿修羅的な者たち)は、 **満たし... -
誤った信念は、やがて世界を壊す力となる
■引用原文(日本語訳) 彼らはこの見解に依存し、自己を失い、小知であり、非常に残酷な行為をし、有害であり、世界を滅ぼすために出生する。(『バガヴァッド・ギーター』第16章 第9節) ■逐語訳(一文ずつ) 彼ら(阿修羅的な者たち)は、前節のような虚... -
真理を否定する思考は、破壊の始まりである
■引用原文(日本語訳) 彼らは言う。「世界は不真実であり、根底がなく、主宰神もない。相互関係によって生じないものが別にあるはずはない。だからそれは欲望を原因とする。」(『バガヴァッド・ギーター』第16章 第8節) ■逐語訳(一文ずつ) 阿修羅的な... -
真理を知らぬ者は、行動にも迷い、魂にも濁りをもたらす
■引用原文(日本語訳) 阿修羅的な人は、〔正しい〕活動とその停止を知らない。彼らには、清浄さも、正しい行動様式も、真実も存在しない。(『バガヴァッド・ギーター』第16章 第7節) ■逐語訳(一文ずつ) 阿修羅的な性質を持つ者たちは、 何が正しい行... -
人の道は二つに分かれる――光へ向かうか、闇に沈むか
■引用原文(日本語訳) この世界には二種の万物創造がある。すなわち、神的なものと阿修羅的なものである。神的なものはすでに詳しく説かれた。アルジュナよ、阿修羅的なものを私から聞け。(『バガヴァッド・ギーター』第16章 第6節) ■逐語訳(一文ずつ...