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欲も苦も、私の本体ではない――構造を知れば自由になれる
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「欲求、憎悪、苦楽、〔身体的部分の〕集合、意識、堅固(充足)。以上、『土地』とその変異が簡潔に説かれた。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第6節) ■逐語訳 欲望、嫌悪、喜びと苦しみ、身体の構... -
私を形づくるものを知る――構造を知れば、執着は外れる
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「〔五種の〕元素、自我意識、思惟機能、非顕現のもの(プラクリティ)、十の感官と一〔思考〕器官、五の感官の対象、」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第5節) ■逐語訳 五大元素(地・水・火・風・空... -
真理は一つ、道は多様――だが確かな智がある
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「聖仙たちは種々の讃歌によって、多様に、個別にそれを説いた。また、論理的で確定的な、『ブラフマ・スートラ』の言葉によって。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第4節) ■逐語訳 偉大なる聖仙たち... -
本質を問い、聴き、知る――そこから始まる叡智
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「その『土地』とは何か。どのようなものか。どのように変異するか。何から何が出るか。その『土地を知る者』とは誰か。彼の力はいかなるものか。私はそれを簡潔に説くから聞け。」(『バガヴァッド・ギー... -
己を知ることは、神を知ること
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「そして、すべての『土地』において、私を『土地を知る者』であると知れ。『土地』と『土地を知る者』との知識、それが〔真の〕知識であると私は考える。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第2節) ■... -
自己を知る者は、世界の本質を知る
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「アルジュナよ、この身体は『土地』と呼ばれる。それを知る人々は、その『土地』を知る者を『土地を知る者』と呼ぶ。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第1節) ■逐語訳 クリシュナは言った:「アルジ... -
全世界は、神の一部分で保たれている
■原文(日本語訳) 「だがアルジュナよ、そのように多く知っても何になろう。私はこの全世界を、ほんの一部分で〔遍く〕支えて存在しているのだ。」(第10章 第42節) ■逐語訳(一文ずつ) atha vā bahunaitena kiṁ jñātena tavārjuna → それはさておき、... -
あらゆる光輝は神の一端
■原文(日本語訳) 「いかなるものでも権威があり、栄光あり、精力あるもの、それを私の威光(光輝)の一部から生じたものと理解せよ。」(第10章 第41節) ■逐語訳(一文ずつ) yat yat vibhūtimat sattvaṁ śrīmad ūrjitam eva vā → どのような存在であ... -
無限なる顕現の、その一端
■原文(日本語訳) 「私の神的な示現には限りがない。だが、私は示現の多様性の若干の例を述べたのである。」(第10章 第40節) ■逐語訳(一文ずつ) nāsti anto mama divyānāṁ vibhūtīnām → 私の神的な顕現(ヴィブーティ、神の栄光)には、終わり(限界... -
すべての始まりに、私がある
■原文(日本語訳) 「また、万物の種子、それは私である。アルジュナよ。動くものも動かぬものも、私なしに存在するものはない。」(『バガヴァッド・ギーター』第10章 第39節) ■逐語訳(一文ずつ) yacca api sarva-bhūtānāṁ bījaṁ tad aham arjuna → ...