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すべての現象は、意識と物質の出会いから生まれる
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「動不動のいかなるものが生じようとも、それは『土地』と『土地を知る者』との結合によると知れ、バラタ族の雄牛よ。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第26節) ■逐語訳 動くもの(生物)も、動かざ... -
知識なくとも、聴く心が道を開く
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「しかるに、他の人々は、このように知らないで、他者(師など)から聞いて〔自己を〕念想する。聴聞に専念する彼らもまた、死を超越する。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第25節) ■逐語訳 一部の... -
自己への道は一つにあらず――三つのヨーガによる覚醒
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「ある人々は瞑想(禅定)によって、自ら自己のうちに自己を見る。他の人々は、サーンキヤ(理論)のヨーガによって、また他の人々は、行為のヨーガによって見る。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第... -
知る者は、輪廻を超える
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「このようにプルシャとプラクリティと要素を知る人は、いかなる境遇に生きていようとも、再び生まれることはない。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第23節) ■逐語訳 プルシャ(魂/観照者)、プラ... -
すべてを見守る、内なる至高の自己
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「この身体における最高のプルシャは、近くで見る者、承認者、支持者、享受者、偉大な主、最高の自己と言われる。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第22節) ■逐語訳 この身体(個人存在)の中に宿る... -
結びつきが、苦楽の種となる
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「というのは、プラクリティに宿るプルシャは、プラクリティから生ずる要素を享受するから。彼が要素と結合することが、彼が善悪の胎から生まれる原因である。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第21節... -
世界を動かすものと、それを味わうもの
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「プラクリティは、結果と原因を作り出す働きにおける因であると言われる。プルシャは、苦楽を享受することにおける因であると言われる。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第20節) ■逐語訳 プラクリ... -
変化するものと、変化を観るもの
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「プラクリティ(根本原質)とプルシャ(個我)とは、二つとも無始であると知れ。諸変異と諸要素とは、プラクリティから生ずるものと知れ。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第19節) ■逐語訳 プラク... -
知る・観る・信じる――そのすべてが悟りに至る道
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「以上、『土地』、『知識』、『知識の対象』を簡潔に説いた。私を信愛する者は、これを理解して、私の状態に達する。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第18節) ■逐語訳 ここまで述べてきた「土地(... -
光の中の光――心の奥に宿る究極の知
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「それは諸々の光明のうちの光明であり、暗黒の彼方にあると言われる。それは知識(真知)であり、知識の対象であり、知識により到達さるべきものである。それはすべてのものの心に存在する。」(『バガヴ...