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万物の中に、偉大なる一つを見る
■引用原文(第10章 第2節) アルジュナは続けて言った。「実に私は、万物の生成と帰滅、そしてあなたの不滅なる偉大性について、あなたから詳しく聞きました。蓮弁のような眼を持つお方よ。」—『バガヴァッド・ギーター』第10章 第2節 ■逐語訳(一文ずつ訳... -
真実を知れば、迷いは消える
■引用原文(第10章 第1節) アルジュナはたずねた。「私への御好意から、あなたは『自己に関すること(アートマンに関する智慧)』と呼ばれる最高の秘密を説かれた。それにより、私の迷妄は去った。」—『バガヴァッド・ギーター』第10章 第1節 ■逐語訳(一... -
見る者となりて、真の自由に至る
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「このように、『土地』と『土地を知る者』との区別を、また万物のプラクリティからの解脱を、知識の眼によって知る人々は、最高の存在に達する。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第34節) ■逐語訳 ... -
一なる光がすべてを照らす
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「一つの太陽がこの全世界を照らすように、『土地の主』もすべての『土地』を照らす。アルジュナよ。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第33節) ■逐語訳 唯一の太陽が全世界を平等に照らしているよう... -
空のように在りて、汚れず動ぜず
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「遍在する虚空(エーテル)が、微細であるから汚されないように、身体のいたる所に存在する自己も、汚されることがない。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第32節) ■逐語訳 あらゆる場所に満ちてい... -
真の自己は、行為せず、汚れず、永遠に在る
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「この最高の自己は、無始であるから、要素を持たないから、不変であって、身体のうちに存在しても、行為せず、汚されることもない。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第31節) ■逐語訳 この「最高の... -
多の中に一を見、一の中に多を観る智慧
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「万物の個別の状態は唯一者のうちに存し、まさにそれから多様に展開すると見る時、その人はブラフマンに達する。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第30節) ■逐語訳 この世界に現れるあらゆる個別の... -
なされることの中に、なさぬ自己を観る
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「諸々の行為は、すべてプラクリティのみによって行われ、自己は行為者ではないと見る人、彼は〔真に〕見るのである。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第29節) ■逐語訳 あらゆる行為は、自然(プラ... -
すべてに神を見る者は、己を損なわない
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「というのは、主があらゆるものに等しく存在すると見る人は、自ら自己を害することがないから。かくて、彼は最高の帰趨(解脱)に達する。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第28節) ■逐語訳 すべて... -
永遠なるものを観る眼
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「最高の主は万物の中に等しく存在し、万物が滅びても滅びることはないと見る人、彼は〔真に〕見るのである。」(『バガヴァッド・ギーター』第13章 第27節) ■逐語訳 真に見る人とは、「最高の存在(至高...