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敬意と義務の狭間で、何を選ぶか
■原文(日本語訳) 第2章 第4節アルジュナは言った。「クリシュナよ、戦いにおいて、尊敬に値するビーシュマとドローナに対し、どうして矢で立ち向えよう。」 ■逐語訳 アルジュナは言った:クリシュナの叱咤を受けたあと、アルジュナが再び苦悩を語り出す... -
心の弱さを断ち切り、己の使命に立ち向かえ
■原文(日本語訳) 第2章 第3節アルジュナよ、女々しさに陥ってはならぬ。それはあなたにふさわしくない。卑小なる心の弱さを捨てて立ち上れ。 ■逐語訳 アルジュナよ:クリシュナが直接、迷い沈むアルジュナに呼びかける。 女々しさに陥ってはならぬ(クレ... -
弱気に屈するな、それは道を閉ざす
■原文(日本語訳) 第2章 第2節聖バガヴァット(クリシュナ)は告げた。「危急に際し、この弱気はどこからあなたに近づいたのか。アルジュナよ、それは貴人の好まぬもので、天界に導かず、不名誉をもたらす。」 ■逐語訳 バガヴァーン(クリシュナ)は言っ... -
悲しみの淵に沈むとき、内なる導きを聞け
■原文(日本語訳) 第2章 第1節サンジャヤは語った。「このように悲哀を感じ、涙に満ちた眼を曇らせて沈みこむ彼に、クリシュナは次のように言った。」 ■逐語訳 サンジャヤは語った:語り手サンジャヤが、王(ドリタラーシュトラ)に対して語っている。 こ... -
心乱るる時こそ、真の問いが始まる
■引用原文(日本語訳) 「アルジュナはこのように告げ、戦いのさなか、戦車の座席に坐りこんだ。弓と矢を投げ捨て、悲しみに心乱れて。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第47節 ■逐語訳(一文ずつ) アルジュナはこう語り終えると、 戦場のど真ん中に停... -
正しき道に殉じる覚悟
■引用原文(日本語訳) 「もしドリタラーシトラの息子たちが、合戦において武器をとり、武器を持たず無抵抗の私を殺すなら、それは私にとってより幸せなことだ。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第46節 ■逐語訳(一文ずつ) もし、ドリタラーシトラの... -
利を貪れば、義を失う
■引用原文(日本語訳) 「ああ、我々は何という大罪を犯そうと決意したことか。王権の幸せを貪り求めて、親族を殺そうと企てるとは。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第45節 ■逐語訳(一文ずつ) 「ああ、われわれはどれほど大きな罪を犯そうとしてい... -
徳を失えば、魂の安住は得られない
■引用原文(日本語訳) 「一族の美徳が滅びた人々は、必ずや地獄に住むと我らは聞いた。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第44節 ■逐語訳(一文ずつ) 「一族の美徳(クラ・ダルマ)が破壊された人々は、 必ず地獄(ナラカ)に堕ちる、 と、我々は先人... -
徳を乱す者は、秩序と魂の両方を壊す
■引用原文(日本語訳) 「一族の破壊者の、種姓を混乱させるこれらの罪過により、永遠なる階級の美徳(義務)と一族の美徳は破壊される。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第43節 ■逐語訳(一文ずつ) 一族を破壊する者が、 種姓(社会秩序)を混乱させ... -
伝統を絶やせば、過去も未来も失う
■引用原文(日本語訳) 「このような混乱は、一族の破壊者と一族とを地獄に導く。というのは、彼らの祖先は、団子と水の供養を受けられず、地獄に堕ちるからである。」―『バガヴァッド・ギーター』第1章 第42節 ■逐語訳(一文ずつ) 「このようにして、種...