-
信を越え、欲を越え、道そのものとなる者
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九七偈「何ものかを信ずることなく、作られざるもの(=ニルヴァーナ)を知り、生死の絆を断ち、(善悪をなすに)よしなく、欲求を捨て去った人――かれこそ実に最上の人である。」――『ダンマパダ』... -
静けさに帰す者――智慧は沈黙にあらわれる
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九六偈「正しい知慧によって解脱して、やすらいに帰した人――そのような人の心は静かである。ことばも静かである。行ないも静かである。」――『ダンマパダ』第七章 第96偈 🔍逐語訳と語句解... -
動じず、騒がず、ただ在る者は、生死の超越者なり
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九五偈「大地のように逆らうことなく、門のしまりのように慎しみ深く、(深い)湖は汚れた泥がないように――そのような境地にある人には、もはや生死の世は絶たれている。」――『ダンマパダ』第七章... -
己を制する者、天さえも羨む
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九四偈「御者が馬をよく馴らしたように、おのが感官を静め、高ぶりをすて、汚れのなくなった人――このような境地にある人を、神々でさえも羨む。」――『ダンマパダ』第七章 第94偈 🔍逐語訳... -
むさぼらず、しるさず――静かに高みに至る者
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九三偈「その人の汚れは消え失せ、食物をむさぼらず、その人の解脱の境地は空にして無相であるならば、かれの足跡は知り難い。空飛ぶ鳥の迹の知りがたいように。」――『ダンマパダ』第七章 第93偈 ... -
形なき高みへ――足跡を残さぬ者の風格
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九二偈「財を蓄えることなく、食物についてその本性を知り、その人々の解脱の境地は空にして無相であるならば、かれらの行く路(=足跡)は知り難い。空飛ぶ鳥の迹の知りがたいように。」――『ダン... -
留まらず、執われず、進み続ける者が自由を得る
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九一偈「こころをとどめている人々は努めはげむ。かれらは住居を楽しまない。白鳥が池を立ち去るように、かれらはあの家、この家を捨てる。」――『ダンマパダ』第七章 第91偈 🔍逐語訳と語... -
束縛を解き放ち、無為の境地へ――真に自由な働き方
📜引用原文(日本語訳) 第七章 真人(しんにん) 九〇偈「すでに(人生の)旅路を終え、憂いをはなれ、あらゆることがらにくつろいで、あらゆる束縛の絆をのがれた人には、悩みは存在しない。」――『ダンマパダ』第七章 第90偈 🔍逐語訳と... -
捨てるより、成し遂げる。その中に自由がある
📜引用原文(『バガヴァッド・ギーター』第5章第2節) 聖バガヴァットは告げた。「行為の放擲と行為のヨーガとは、共に至福をもたらす。しかし、その両者のうちで、行為のヨーガは行為の放擲より優れている。」――『バガヴァッド・ギーター』第5章 ... -
執着なき者は、この世にあっても、すでに自由である
📖 引用原文(日本語訳) 覚りのよすがに心を正しくおさめ、執著なく貪りをすてるのを喜び、煩悩を滅ぼし尽くして輝く人は、現世において全く束縛から解きほごされている。 ——『ダンマパダ』第六章「賢い人」第89偈 🔍 逐語訳 覚...