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朽ちるものを超えて、徳は永遠に輝く
📜引用原文(日本語訳) いとも麗わしき国王の車も朽ちてしまう。身体もまた老いに近づく。しかし善い立派な人々の徳は老いることがない。善い立派な人々は互いにことわり(法)を説き聞かせる。(ダンマパダ 第十一章「老いること」第151節) ... -
肉の城に、慢心と死は住まう
📜引用原文(日本語訳) 骨で城がつくられ、それに肉と血とが塗ってあり、老いと死と高ぶりとごまかしとがおさめられている。(ダンマパダ 第十一章「老いること」第150節) 🔍逐語訳 骨で城がつくられ → 人間の身体は骨格によって構築され... -
白き骨に、真理の声を聴け
📜引用原文(日本語訳) 秋に投げすてられた瓢簞(ひょうたん)のような、鳩の色のようなこの白い骨を見ては、なんの快さがあろうか?(ダンマパダ 第十一章「老いること」第149節) 🔍逐語訳 秋に投げすてられた瓢簞のような、 → 収穫が終... -
美の終焉に、真実の目を開け
📜引用原文(日本語訳) この容色は衰えはてた。病いの巣であり、脆くも滅びる。腐敗のかたまりで、やぶれてしまう。生命は死に帰着する。(ダンマパダ 第十一章「老いること」第148節) 🔍逐語訳 この容色は衰えはてた。 → この身体の美し... -
美しさの仮面に惑わされるな
📜引用原文(日本語訳) 見よ、粉飾された形体を!(それは)傷だらけの身体であって、いろいろのものが集まっただけである。病に悩み、意欲ばかり多くて、堅固でなく、安住していない。(ダンマパダ 第十一章「老いること」第147節) 🔍逐... -
暗き世に、我が心の燈をともせ
📜引用原文(日本語訳) 何の笑いがあろうか。何の歓びがあろうか?世間は常に燃え立っているのに。汝らは暗黒に覆われている。どうして燈明を求めないのか?(ダンマパダ 第十一章「老いること」第146節) 🔍逐語訳 何の笑いがあろうか、何... -
自己を整える者が、真の職人である
■引用原文(日本語訳) 第十章 暴力(ダンダヴァッガ)第145偈 水道をつくる人は水をみちびき、矢をつくる人は矢を矯め、大工は木材を矯め、慎しみ深い人々は自己をととのえる。 (『ダンマパダ』第145偈) ■逐語訳 水道をつくる人は水を導き:水路職人が... -
智慧と精進により、苦しみを超えていけ
■引用原文(日本語訳) 第十章 暴力(ダンダヴァッガ)第144偈 鞭をあてられた良い馬のように、勢いよく努め励めよ。信仰により、戒しめにより、はげみにより、精神統一により、真理を確かに知ることにより、知慧と行ないを完成した人々は、思念をこらし、... -
己を恥じ、己を律する者こそ、真の強者
■引用原文(日本語訳) 第十章 暴力(ダンダヴァッガ)第143偈 みずから恥じて自己を制し、良い馬が鞭を気にかけないように、世の非難を気にかけない人が、この世に誰か居るだろうか? (『ダンマパダ』第143偈) ■逐語訳 みずから恥じて自己を制し:自ら... -
人はその装いではなく、行いで量られる
■引用原文(日本語訳) 第十章 暴力(ダンダヴァッガ)第142偈 身の装いはどうあろうとも、行ない静かに、心おさまり、身をととのえて、慎みぶかく、行ない正しく、生きとし生けるものに対して暴力を用いない人こそ、「バラモン」とも、「道の人」とも、ま...