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悪は他人からではなく、自らの内に生まれる
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第161偈 「自分がつくり、自分から生じ、自分から起った悪が、知慧なき者を打ちくだく。金剛石が宝石を打ちくだくように。」 ■逐語訳 自己より作られ(attanā hi kataṃ pāpaṃ) 自己から生じた悪(at... -
己こそ最大の味方、己こそ最大の主
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第160偈 「自己こそ自分の主である。他人がどうして(自分の)主であろうか? 自己をよくととのえたならば、得難き主を得る。」 ■逐語訳 自己こそ(attā hi) 自己の主である(attano nātho) 他人... -
教える者こそ、自己にこそ厳しくあれ
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第159偈 「他人に教えるとおりに、自分でも行なえ。自分をよくととのえた人こそ、他人をととのえるであろう。自己は実に制し難い。」 ■逐語訳 他人に教えるとおりに(yathā daṇḍena ācikkhati) 自ら... -
己を整えてこそ、人を導ける
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第158偈 「先ず自分を正しくととのえ、次いで他人を教えよ。そうすれば賢明な人は、煩わされて悩むことが無いであろう。」 ■逐語訳 先に(pubbeva) 自己を整え(attaṃ visodhaye) その後に(atha p... -
真に愛するなら、自らを律する覚醒を
■引用原文(日本語訳) 『ダンマパダ』第十二章「自己」第157偈 「もしもひとが自己を愛しいものと知るならば、自己をよく守れ。賢い人は、夜の三つの区分のうちの一つ*だけでも、つつしんで目ざめておれ。」 ■逐語訳 もしも人が(yadi hi attanā) 自己... -
弓が折れてからでは、的は射られぬ
📜引用原文(日本語訳) 若い時に、財を獲ることなく、清らかな行ないをまもらないならば、壊れた弓のようによこたわる。昔のことばかり思い出してかこちながら。(ダンマパダ 第十一章「老いること」第156節) 🔍逐語訳 若い時に、財を獲る... -
若き日に学ばざれば、老いて池の鷺となる
📜引用原文(日本語訳) 若い時に、財を獲ることなく、清らかな行ないをまもらないならば、魚のいなくなった池にいる白鷺のように、瘦せて滅びてしまう。(ダンマパダ 第十一章「老いること」第155節) 🔍逐語訳 若い時に、財を獲ることなく... -
作者を見抜いたとき、迷いの家は崩れ落ちる
📜引用原文(日本語訳) 家屋の作者よ!汝の正体は見られてしまった。汝はもはや家屋を作ることはないであろう。汝の梁はすべて折れ、家の屋根は壊れてしまった。心は形成作用を離れて、妄執を滅ぼし尽くした。(ダンマパダ 第十二章「自己」第154... -
家屋の作者を求めて、迷いの旅を終わらせよ
📜引用原文(日本語訳) わたくしは幾多の生涯にわたって、生死の流れを無益に経めぐって来た。家屋の作者をさがしもとめて。あの生涯、この生涯とくりかえすのは、苦しいことである。(ダンマパダ 第十二章「自己」第153節) 🔍逐語訳 わた... -
老いるだけの牛になるな、智慧を育てよ
📜引用原文(日本語訳) 学ぶことの少ない人は、牛のように老いる。かれの肉は増えるが、かれの知慧は増えない。(ダンマパダ 第十一章「老いること」第152節) 🔍逐語訳 学ぶことの少ない人は、牛のように老いる。 → 学びや内面の成長に努...