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欲も怒りも身も、やすらぎの前には敵わない
■引用原文(日本語訳) 愛欲にひとしい火は存在しない。ばくちに負けるとしても、憎悪にひとしい不運は存在しない。このかりそめの身にひとしい苦しみは存在しない。やすらぎにまさる楽しみは存在しない。― 『ダンマパダ』 第十五章「楽しみ」 第202偈 ■逐... -
勝ち負けを超えて、安らぎに生きる
■引用原文(日本語訳) 勝利からは怨みが起る。敗れた人は苦しんで臥す。勝敗をすてて、やすらぎに帰した人は、安らかに臥す。― 『ダンマパダ』 第十五章「楽しみ」 第201偈 ■逐語訳 勝利からは怨みが起る:誰かに勝てば、そこに必ず恨みや反感が生まれる... -
無所有にして、歓喜を味わう者たれ
■引用原文(日本語訳) われらは一物をも所有していない。大いに楽しく生きて行こう。光り輝く神々のように、喜びを食む者となろう。― 『ダンマパダ』 第十五章「楽しみ」 第200偈 ■逐語訳 われらは一物をも所有していない:物質的な所有を持たず、執着も... -
欲の波を越えて、無欲の岸に住まう
■引用原文(日本語訳) 貪っている人々のあいだにあって、患い無く、大いに楽しく生きよう。貪っている人々のあいだにあって、貪らないで暮そう。― 『ダンマパダ』 第十五章「楽しみ」 第199偈 ■逐語訳 貪っている人々のあいだにあって:物欲や執着に支配... -
悩みの海にあっても、心の岸にとどまる
■引用原文(日本語訳) 悩める人々のあいだにあって、悩み無く、大いに楽しく生きよう。悩める人々のあいだにあって、悩み無く暮そう。― 『ダンマパダ』 第十五章「楽しみ」 第198偈 ■逐語訳 悩める人々のあいだにあって:苦しみ、混乱、心配の中に生きて... -
怨みに染まらず、静かなる喜びを保つ
■引用原文(日本語訳) 怨みをいだいている人々のあいだにあって怨むこと無く、われらは大いに楽しく生きよう。怨みをもっている人々のあいだにあって怨むこと無く、われらは暮していこう。― 『ダンマパダ』 第十五章「楽しみ」 第197偈 ■逐語訳 怨みをい... -
覚者を敬う心、その功徳は量り知れない
📖 引用原文(日本語訳) 第一四章 ブッダ 一九五・一九六すでに虚妄な論議をのりこえ、憂いと苦しみをわたり、何ものをも恐れず、安らぎに帰した、拝むにふさわしいそのような人々、もろもろのブッダまたはその弟子たちを供養するならば、この功... -
真理と和合の場に、喜びは自然に満ちる
📖 引用原文(日本語訳) 第一四章 ブッダ 一九四もろもろのみ仏*の現われたまうのは楽しい。正しい教えを説くのは楽しい。つどいが和合しているのは楽しい。和合している人々がいそしむのは楽しい。 ※「み仏」=悟りを得た存在(ブッダ)、覚者... -
智慧ある者の出現は、世界に光をもたらす
📖 引用原文(日本語訳) 第一四章 ブッダ 一九三尊い人(=ブッダ)は得がたい。かれはどこにでも生れるのではない。思慮深い人(=ブッダ)の生れる家は、幸福に栄える。 🧩 逐語訳 ブッダ(覚りを得た者、尊き人)は、この世に出現する... -
智慧と実践に拠れ――そこに安らぎはある
📖 引用原文(日本語訳) 第一四章 ブッダ 一九二これは安らかなよりどころである。これは最上のよりどころである。このよりどころにたよって、あらゆる苦悩から免れる。 🧩 逐語訳 「これ」とは、前の偈で示された「仏・法・僧への帰依」...