-
他人を責める者は、自らを滅ぼす
📜 引用原文(日本語訳) 他人の過失を探し求め、つねに怒りたける人は、煩悩の汚れが増大する。かれは煩悩の汚れの消滅から遠く隔っている。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第253偈 📘 逐語訳 他人の過失を探し求め:他者のあら探し、批判... -
他人を責める前に、自分を照らせ
📜 引用原文(日本語訳) 他人の過失は見やすいけれども、自己の過失は見がたい。ひとは他人の過失を殻のように吹き散らす。しかし自分の過失は、隠してしまう。狡猾な博師が不利な骰の目をかくしてしまうように。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第... -
四つの毒、心を焼き、流し、絡めとる
📜 引用原文(日本語訳) 情欲にひとしい火は存在しない。不利な骰の目を投げたとしても、怒りにひとしい不運は存在しない。迷妄にひとしい網は存在しない。妄執にひとしい河は存在しない。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第251偈 📘 逐語訳... -
欲望の根を断てば、心はやすらぐ
📜 引用原文(日本語訳) もしもひとがこの(不満の思い)を絶ち、根だやしにしたならば、かれは昼も夜も心のやすらぎを得る。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第250偈 📘 逐語訳 この(不満の思い):前偈(第249偈)に続く「施しに満足せぬ... -
施しに満足せぬ心は、常に飢える
📜 引用原文(日本語訳) ひとは、信ずるところにしたがって、きよき喜びにしたがって、ほどこしをなす。だから、他人のくれた食物や飲料に満足しない人は、昼も夜も心のやすらぎを得ない。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第249偈 📘 逐語訳... -
慎みを失えば、苦しみは長く続く
📜 引用原文(日本語訳) 人よ。このように知れ、慎みがないのは悪いことである。貪りと不正とのゆえに汝がながく苦しみを受けることのないように。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第248偈 📘 逐語訳 人よ。このように知れ:仏陀による直接... -
五つの破滅の種――自らの根を掘り崩すな
📜 引用原文(日本語訳) 生きものを殺し、虚言を語り、世間において与えられていないものを取り、他人の妻を犯し、穀酒・果実酒に耽する人は、この世において自分の根本を掘りくずす人である。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第246・247偈 Ὅ... -
清くあろうとする者は、生きにくくとも貴い
📜 引用原文(日本語訳) 恥を知り、常に清きをもとめ、執著をはなれ、つつしみ深く、真理を見て清く暮す者は、生活し難い。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第245偈 📘 逐語訳 恥を知り:善悪の分別と自己省察のある人。 常に清きをもとめ:... -
恥を知らぬ者は、世を渡りやすい――しかし、魂は濁る
📜 引用原文(日本語訳) 恥を知らず、烏のように厚かましく、図々しく、ひとを責め、大胆で、心のよごれた者は、生活し易い。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第244偈 📘 逐語訳 恥を知らず:道徳的な自覚や羞恥心がない。 烏のように厚かま... -
最も深い汚れ―無明を超えて清らかに生きよ
引用原文(日本語訳) この汚れよりもさらに甚しい汚れがある。無明こそ最大の汚れである。修行僧らよ。この汚れを捨てて、汚れ無き者となれ。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第243偈 逐語訳 この汚れよりもさらに甚しい汚れ:前の偈に列挙された「不品行...