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見た目ではなく、内面こそが“道の人”をつくる
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六四) 頭を剃ったからとて、いましめをまもらず、偽りを語る人は、〈道の人〉ではない。欲望と貪りにみちている人が、どうして〈道の人〉であろうか? 📝 逐語訳 「たとえ頭を剃って僧の姿をしてい... -
内なる毒を断ち、静かに気高く生きる
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六三) これを断ち、根絶やしにし、憎しみをのぞき、聡明である人、かれこそ「端正な人」とよばれる。 📝 逐語訳 「これ(煩悩)を断ち、その根を完全に絶ち、心から憎しみを除き去り、智慧をそなえ... -
外見ではなく、心の清らかさが人を美しくする
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六二) 嫉みぶかく、吝嗇で、偽る人は、ただ口先だけでも、美しい容貌によっても、「端正な人」とはならない。 📝 逐語訳 「たとえその人が美しい顔立ちをしていても、また、言葉づかいが巧みであっ... -
敬われる人は、年齢ではなく徳によって立つ
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六一) 誠あり、徳あり、慈しみがあって、傷(そこな)わず、つつしみあり、みずからととのえ、汚れを除き、気をつけている人こそ「長老」と呼ばれる。 📝 逐語訳 「誠実であり、徳をそなえ、慈悲の... -
年齢ではなく、成熟こそが真の尊敬を得る
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二六〇) 頭髪が白くなったからとて〈長老〉なのではない。ただ年をとっただけならば「空しく老いぼれた人」と言われる。 📝 逐語訳 「髪が白くなったからといって、その人が〈長老(尊敬される年長者... -
知識より実践、言葉より行い
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二五九) 多く説くからとて、そのゆえにかれが道を実践している人なのではない。たとい教えを聞くことが少なくても、身をもって真理を見る人、怠って道からはずれることの無い人――かれこそ道を実践している人... -
言葉よりも、静けさに智慧が宿る
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二五八) 多く説くからとて、そのゆえにかれが賢者なのではない。こころおだやかに、怨むことなく、恐れることのない人、かれこそ〈賢者〉と呼ばれる。 📝 逐語訳 「たくさんのことを語るからといって... -
正義とは、怒りなく、理にかなって導くこと
📜 引用原文(『ダンマパダ』第十九章 二五六〜二五七) 二五六あらあらしく事がらを処理するからとて、公正な人ではない。賢明であって、義と不義との両者を見きわめる人、 二五七粗暴になることなく、きまりにしたがって、公正なしかたで他人を導... -
真理に立つ者は、変化に動じない
📜 引用原文(日本語訳) 虚空には足跡が無く、外面的なことを気にかけるならば、〈道の人〉ではない。造り出された現象が常住であることは有り得ない。真理をさとった人々(ブッダ)は、動揺することがない。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第255... -
道は外にあらず、汚れを離れてこそ悟りに至る
📜 引用原文(日本語訳) 虚空には足跡が無く、外面的なことを気にかけるならば、〈道の人〉ではない。ひとびとは汚れのあらわれをたのしむが、修行完成者は汚れのあらわれをたのしまない。——『ダンマパダ』第18章「汚れ」第254偈 📘 逐語訳...