7. 社長の条件
社長学篇
一、能率主義の危険
- だれか経営学を知らないか
- 経営学は雑論
- 真の経営学とは
- S社社長の苦悩
- 業績悪化の原因はどこにあったか
- 能率病が会社をつぶす
- 政策転換を勧告する
- 高収益の受注作戦展開
- 値上げ要求は経営者の仕事
- 重役の給料棚上げ
- 政策を転換し画期的業績をあげる
- S社の実例からわれわれは何を学ぶか
- 能率は部下に任せよう
二、お客の方を向け―そこに成果がある
三、「捨て去る」ことの大切さ
- 無気味な業績低下
- 必死の合理化も空し
- 工程管理には生産能力を高める力はない
- 観念的組織管理論にまどわされるな
- 製品分析は何を物語ったか
- 社長の断は下る
- 信じられないような業績回復
- 「捨て去る」ことこそ革新の第一歩
四、製品こそわが社のいのち
- 成果は製品にある
- 製品分析はこうして
- 製品分析の威力はどのようなものか
- 捨て去ればいいのではない
- 値下がりを数で補ってよいか
- 得意先の政策変更で赤字転落
- 警報器の使用制限が
- 市場における危険分散を図れ
- 同種技術による異種業界の製品を
- 占有率を忘れるな
- 限界生産者である得意先は爆薬に等しい
- 生産性変化率格差
五、放漫な固定資産投資
六、近代化への夢想から覚めよ
七、直間比率改善論
八、盲目の資金運用
九、わが社の将来の青図をえがけ
十、社長とは決定を下す人である
人間社長学
一、顧客のために
二、我が社の未来を語る
三、不平不満の生産者
- カウンセラー。システムまでとりながら
- 部下と話合いをしすぎて
- 部下の自主的な活動に期待したが
- 部下の立場に立って顧客を無視する
- 人間関係病
- 摩擦なき企業の危険
- 不平不満はなくせない
- 能力に合った仕事を与えることなど、できない相談である
四、陣頭に立てど指揮せず
五、陣後に立って督戦す
六、この努力を見よ
七、間違い社長列伝
八、わが子がかわいいのは分かるが
九、経営計画こそ、社員を動機づける最大の武器である
9. 新・社長の姿勢
1 社長とは事業を経営する人である
2 社長とは決定をする人である
3 自らの姿勢を正せ
- 自らの事業に専念せよ
- 人材待望論の誤りを知れ
- 我社の商品の信頼性とサービスはよいか
- 高賃金主義こそ本当
- 「社長がやらなければならないこと」を部下に押しつけるな
- 社長室は質素でなければならない
- 市場の断層に対して正しい態度がとれる
- 公害防止の姿勢は正しいか
- ハンコとギンコーは大丈夫か
- 後継者をどうするのか
4 環境整備こそ、すべての活動の原点である
- 多くの人びとは環境整備のことをよく知らない
- 江田島
- タンクローリーの注入口に封印をする
- 町内の清掃をする
- 外国の会社と一回で契約成功
- ヨカトピアのシンボルタワーで
- オーラの到達距離は四〇〇キロメートルか
- 環境整備だけで売上げ四倍のレストラン
- 二〇〇〇ルックスの照明
- 特命工事が多くなってゆく
- 環境整備の意味
- 環境整備はこうして
- 環境整備に思うこと
5 お客様あっての企業
- 会社の真の支配者はお客様である
- シアーズ・ローバックの教訓
- シアーズ・ローバックの凋落
- ゼネラル・モータース
- お客様の要求に合わせる
- お客様の要求を無視する(一)
- 甘すぎる菓子バン
- 売れないジョイント家具
- 低コストの「あんま椅子」
- 地盤沈下の乾麺
- ただひたすらお客様のために
6 社長はお客様のところへ行け
- 社長の方針それ自体が販売を阻害していた
- 社長の知らないことばかり
- 生産効率を上げたけれど
- お客様の要求を無視する(二)
- 表札をかけるところがない
- 注文を断わっていたセールスマン
- 打ち砕かれた幻
- 百聞は一見にしかず
- 手前勝手なソロバン
- セールスマンの生態
- 穴熊社長には自分の会社のことは分からない
- 自社開発品が可愛くて
- お得意様の売上げ増大をはかる
- 社長はお客様のところへ行け
7 お客様不在時代
- サービスとはお客様の要求を満たすことである
- サービス不在の時代
- お客様はどこに
- 原価率守って赤字のレストラン
- ゴルフ場の経営者はゴルフを知らない
- 事業部制でお客様を怒らせる
- コンピューターを導入したために
- 社員とはお客様の要求を無視する人種と知れ
- 社員のお客様無視は社長の責任である