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他人はすべて、自分を磨く鏡となる

孔子は、「三人で行動すれば、必ずその中に自分の師とすべき人がいる」と語った。
それは、誰かが善い行いをしていれば、それを素直に見習い、
誰かが誤ったふるまいをしていれば、それを鏡として自分の中にも同じ欠点がないかを省みるという意味である。
つまり、他人の姿を通して、自分自身の行動と心を常に調整し、正していくことができる
他人を批判するためではなく、自分をよりよくするために人を見るという、謙虚な学びの姿勢がこの教えの核にある。


原文・ふりがな付き引用

子(し)曰(い)わく、三人(さんにん)行(おこな)えば、必(かなら)ず我(わ)が師(し)有(あ)り。
其(そ)の善(よ)き者(もの)を択(えら)びて之(これ)に従(したが)い、其の善(よ)からざる者にして之を改(あらた)む。


注釈

  • 三人行えば … たとえ3人の中でもという意。少人数でも十分に学べるという例示。
  • 我が師有り … 自分の学ぶべき対象(師)は必ず見つかるという信念。
  • 善き者を択びて従う … よい行いは積極的に真似し、自分の行動に取り入れる。
  • 善からざる者にして之を改む … 他人の過ちを見て、自分もそうなっていないかと省みて改める。
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