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学びを悦ぶ。そして学びは真の成長を導く道である。

学んだことを折にふれて復習し、実践を重ねる。その過程で自らの成長を実感できることは、何よりの悦びである。

同じ志を持つ友と語り合い、遠くから訪れる友と刺激を与え合うのもまた、人生の豊かさにつながる。

たとえ世に知られずとも、それを恨まず、静かに己を深めていくこと。そこに君子の姿がある。

心静かに学びを重ね、友とともに歩み、栄誉に惑わされぬ生き方を貫く。それが真の成長を導く道である。

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原文

子曰、學而時 之、不亦 乎、有 自 方來、不亦樂乎、人不知而不慍、不亦君子乎、

「学(まな)びて時(とき)にこれを習(なら)う、亦(また)説(よろこ)ばしからずや。朋(とも)あり遠方(えんぽう)より来(き)たる、亦(また)楽しからずや。人(ひと)知(し)らずして慍(いきどお)らず、亦(また)君子(くんし)ならずや」

原文と逐語訳:

  1. 「学びて時にこれを習う、亦説ばしからずや」
     → 学んだことを、時に応じて復習するのは、なんと喜ばしいことではないか。
  2. 「朋あり遠方より来たる、亦楽しからずや」
     → 志を同じくする友が、遠方から訪ねてくれるのは、なんと楽しいことではないか。
  3. 「人知らずして慍らず、亦君子ならずや」
     → 人に認められなくても腹を立てないのは、なんと立派な人物(君子)ではないか。

※注:

  • 「習う」…復習し、身につけること。
  • 「朋」…同じ志を持つ友人。
  • 「君子」…徳を備えた立派な人物を意味する。地位ではなく人格によって尊ばれる人。
  • 「学びて習う」:学んだことを繰り返し実践・復習するという意味です。
  • 「説ばし」:よろこばしい、嬉しいという意味の古語。
  • 「朋」:学問や志を同じくする友。
  • 「慍らず」:不満を抱かず、怒らないこと。
  • 「君子」:人格者・徳のある人を指す儒教の理想像。
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