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知っているより、好きであること。好きより、楽しんでいること。

孔子は、学びや仕事への向き合い方について、次のように語った。

あることを“知っている”者は、それを“好きな”者には及ばない。
そして、それを“好きな”者は、それを“楽しんでいる”者には及ばない。

これは、知識や技術の深まりには、感情の関わりが極めて重要であるという教えだ。

知識は、努力で身につけられる。
しかし、「好き」という感情が伴えば、自ら進んで学ぶようになり、理解がさらに深まる。
そして何より、「楽しむ」心を持った人は、学びや仕事の中に喜びを見いだし、困難さえも遊びのように受け入れられる。

つまり、楽しんで取り組んでいる人こそが、最も強く、最も伸びる
才能の差よりも、気持ちの在り方が成長を大きく左右する――
それが孔子の伝える、このシンプルながら深い真理である。


ふりがな付き原文

子(し)曰(いわ)く、
之(これ)を知(し)る者は、之を好(この)む者に如(し)かず。
之を好む者は、之を楽(たの)しむ者に如かず。


注釈

  • 知る者:理解している人。知識や技能として知っている段階。
  • 好む者:興味を持ち、積極的に関わる人。好きという感情がある。
  • 楽しむ者:心からその行為を面白く感じ、喜びとして取り組む人。主体的かつ創造的。
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