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心ほどける場所を持ち、穏やかに生きる

孔子は、公の場では厳格な師でありながら、家庭では自然体で穏やかだった。
私生活においては、のびやかでゆったりと、そしてにこやかに楽しんでいたと記されている。
これは、ただ気を抜いているのではなく、心に余裕があり、日々の実直な暮らしの中でこそ真の人格がにじみ出ていた証でもある。
心を張り詰めるだけでなく、緩めることもまた、人生の調和の一部だと教えてくれる姿である。


原文・ふりがな付き引用

子(し)の燕居(えんきょ)するや、申申如(しんしんじょ)たり、夭夭如(ようようじょ)たり。


注釈

  • 燕居(えんきょ) … 家に帰り、くつろぐ時間。公務から離れた私生活。
  • 申申如(しんしんじょ) … のびやかでゆったりとした様子。心身の緊張がほどけた状態。
  • 夭夭如(ようようじょ) … にこやかで、明るく楽しげな様子。穏やかな笑顔が自然にあふれるさま。
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