経営者は、事業をロングランで考えなければならない。
事業は、収益源となる柱が多ければ多いほど安定性が増す。まず1本目の柱を確立し、次に2本目、3本目と増やしていく。そして最終的には最低でも5本の柱を築くことを目指すべきである。
仮に5本の柱があれば、そのうち1本が不振に陥ったとしても、収益の減少は20%に抑えられる。経営全体に与えるダメージは小さく、持ちこたえることが可能になる。(20%+20%+20%+20%+20%=100%)
優れた企業ほど、複数の事業の柱を持っている。
例えばソニーグループ株式会社であれば、2022年3月31日時点で、子会社数:1,521社、関連会社数:155社で構成されています。
このような数値は、あまり取り上げられることはないが、結局のところ、複数の事業を行い、安定化させている。
現在、国内市場は縮小傾向にあるため、各柱の展開を海外にも広げていくことが不可欠である。
企業規模の大小にかかわらず、また業種・業態が異なっていても、経営者は常に新たな柱を築き続ける姿勢を忘れてはならない。
事業を長く継続させるためには、事業、商品、得意先、マーケット、店舗、工場など、あらゆる収益源を1つ、2つ、3つと増やし、最低でも5本以上の柱を構築していくことが必要である。
コメント