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言葉と顔で飾る者に、真の徳は宿らない

耳ざわりのよい言葉で人に媚び、表情だけを繕って人の気を引こうとする者に、本物の思いやりや誠実さはない。

見せかけで心をごまかすことはできても、仁はうわべからは生まれない。

誠を欠いた振る舞いは、どれほど巧妙であっても、深い信頼や尊敬を得るには至らない。

言葉よりも心、表情よりも中身。仁ある者は、飾らず、まっすぐに人と向き合う。

目次

原文

子曰、巧言令色、鮮矣仁、

「巧言(こうげん)令色(れいしょく)には鮮(すく)し仁(じん)」

現代語訳:

「巧言(こうげん)令色(れいしょく)には鮮(すく)し仁(じん)」

口先がうまく、愛想よく振る舞う者には、真の思いやり(仁)がほとんどない。

注:

  • 巧言(こうげん):口先のうまさ、言葉巧みに人を取り入ろうとすること。
  • 令色(れいしょく):愛想のよい顔つきや、機嫌をとるような態度。
  • 鮮し(すくなし):まれである、少ない。
  • 仁(じん):孔子が重視した徳のひとつで、思いやり、誠実さ、真心などを指す。
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