タイムテーブルの作成と開始仕訳の手順

以下、提供された資料に基づき、タイムテーブルの作成方法と開始仕訳の作り方を説明します。

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1. 支配獲得日の状況を記入

資料を基に記入

• 支配獲得日（XO年3月31日）
• P社の取得割合: 60%
• 子会社株式の帳簿価額（親会社の投資額）: 260円
• 子会社の純資産
  • 資本金: 300円
  • 利益剰余金: 100円

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2. 非支配株主持分を計算

非支配株主持分 = 子会社純資産 × 非支配株主持分割合
非支配株主持分 = (300 + 100) × 40% = 160円

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3. のれんを計算

のれん = 投資額 + 非支配株主持分 – 子会社純資産合計
のれん = 260 + 160 – (300 + 100) = 20円

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4. 前期末（Xl年3月31日）の状況を記入

S社の純資産

• 資本金: 300円（変動なし）
• 利益剰余金: 110円

のれんの償却

のれん償却額 = のれん ÷ 償却期間
のれん償却額 = 20 ÷ 10 = 2円
償却後ののれん = 20 – 2 = 18円

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5. 非支配株主持分の増減を計算

利益剰余金の増減

• 利益剰余金の期首残高: 100円
• 利益剰余金の増減額 = 当期純利益 – 配当額
  利益剰余金の増減額 = 40 – 30 = 10円

非支配株主持分の増加額

非支配株主持分の増加額 = 利益剰余金の増減額 × 非支配株主持分割合
非支配株主持分の増加額 = 10 × 40% = 4円

非支配株主持分の期末残高

非支配株主持分 = 160 + 4 = 164円

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6. タイムテーブルの全体記入

項目	支配獲得日 (XO年3月31日)	前期末 (Xl年3月31日)
子会社純資産
資本金	300円	300円
利益剰余金	100円	110円
非支配株主持分	160円	164円
のれん	20円	18円

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7. 開始仕訳の作成

開始仕訳（連結第2年度の期首）

(借方)
資本金                         300円
利益剰余金                     110円
非支配株主持分当期首残高        164円
(貸方)
子会社株式                     260円
のれん当期首残高                18円

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補足

• タイムテーブルを使うと、連結修正仕訳をスムーズに作成できます。
• 非支配株主持分の計算では、利益剰余金の増減額を正確に反映することが重要です。
• のれんの償却を適切に計算して期首残高に反映します。

これが連結第2年度の開始仕訳となります。