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Column従業員アンケートをとってみる

ある程度の規模になった会社の場合、自社の組織風土について現状を把握するために、社員に対し「仕事と組織に関するアンケート」をとるという方法があります。各経営コンサルティング会社がそれぞれに組織風土診断を実施していますが、ここでは最低限これだけは、という設問を、解説(矢印以降)と共にご紹介しています。今の自分の仕事に、大きな価値を感じていますか。→「共通の価値観」…仕事そのものに対する考え方にずれはないか確認します。「もっと素晴らしい仕事をして、より価値ある成果を生み出したい」という思いを強く持っていますか。→「高い欲求水準」…自社は、社員が成長欲求を持てる環境となっているでしょうか。「このままでは自分の役割を十分果たせないのではないか」と真剣に考えることはありますか。→「同一の危機感」…正しい現状認識や問題形成力を有しているか、健全な危機感(明確な目標と達成意欲がなければ発生しない)が養われているかを確認します。「今の自分の仕事は、自分だからこそできているんだ」という自信を持っていますか。→「自信形成」…自己肯定感を持てているか、無力感があるとすればなぜか?会社の理念や方針と自分の考えが一致していると思いますか。→「共通の価値観」…自分のベクトルと会社のベクトルが合致しているのが好ましい状態です。会社は自分を適切に評価してくれていると感じますか。→「信頼」…社員にとって、えこひいきのない公正公明な組織であるかどうか、各種処遇に納得感があるかを確認します。上司は尊敬に値し、今後も立派な人物になると思いますか。→「社内の人間関係」…中小企業の場合、社員にとって最も影響力を発揮するのが直属の上司です。が、会社の規模が大きい場合は同僚、部下に対しても互いに協力しあい高めあえる存在かを尋ねる項目を設けましょう。「自分が今こうしてやっていけているのは同僚のおかげだ」と感謝していますか。→「感謝の気持ち」…私が私が、とならず、周囲に感謝の気持ちや配慮の心を持てるのは働きがいを感じられているからこそです。これらの項目について、5点(とてもそう思う)、4点(そう思う)、3点(どちらとも言えない)、2点(そう思わない)、1点(全く思わない)の5点満点として、従業員に匿名で点数をつけてもらい、各項目の平均値を出していくこととします。これらの平均値について他の項目よりも極端に高かったり低かったりする項目についてその要因を考え、今後、伸ばす要素と改善する要素として対策を検討します。ぜひ、1度アンケートを実施して自社の現状を確認してみましょう!

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