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根なき者の根強さ
📜 原文(第54節) 地の中に根も無く、葉も無く、蔓草もまとっていないで、束縛から解き放たれたこのしっかりとした人を、誰が非難し得るであろうか! 🔍 用語解説 用語・表現解釈根も無く、葉も無く、蔓草もまとっていない一切の... -
執着なき者に、誰が道を示せるか
📜 原文(第53節) 世の人々を誘うために網のようにからみつき執著をなす妄執は、かれには存在しない。ブッダの境地はひろくて涯しがない。足跡をもたないかれを、いかなる道によって誘い得るであろうか? 🔍 用語解説 用語・表現... -
勝利なき勝利、道なき導き
📜 原文(第52節) ブッダの勝利は敗れることがない。この世においては何人(なんびと)も、かれの勝利には達し得ない。ブッダの境地はひろくて涯しがない。足跡をもたないかれを、いかなる道によって誘い得るであろうか? 🔍 用... -
愛執なき行為、名なき聖者
📜 原文(第51節) 妄想して考え出された現象界もなく、個人存在の連続もなく、障害もなくなって、はたらきのなくなった人、愛執を離れて行じている聖者を、神々も世人も、それだと識ることがない。 🔍 用語解説 表現解釈妄想して... -
根のように静まり、執着を脱いだ者は、非難されることがない
📜 原文(第50節) 地中の根に皮もなく、葉もなく、蔓草もまとっていないで、束縛から解き放たれたこのしっかりとした人を、誰が非難し得るだろうか? 🔍 用語解説 表現意味と象徴地中の根地に深く、表には現れず、目立たないが堅... -
誉めにも貶しにも、心を動かさぬ者こそ賢者
📜 原文(第49節) あたかも一つの岩の塊りが風に揺がないように、賢者は非難と称讃とに動じない。 🔍 用語解説 表現解釈岩の塊り揺るがぬ存在。比喩として「精神的に強靭な者」を表す。風に揺がない外的な影響(世間の評価や言葉... -
黄金のような人格は、非難の余地なき輝きを放つ
📜 原文(第48節) 聡明であり、徳行あり、知慧をそなえ、諸の戒しめをまもって身を慎しんでいるその人を、誰が非難し得るだろうか?かれはジャンブー河から得られる黄金でつくった金貨のようなものである。 🔍 用語解説 表現解釈... -
真の評価は、理解する者の手によってなされる
📜 原文(第47節) もしも心ある人々が善と悪とを一つ一つ考察して或る人を称讃するならば、その称讃は正しく説かれたものである。しかし無智なる人々はかれを称讃しない。 🔍 用語解説 表現解説心ある人々感性や理性を持ち合わせ... -
称賛にも誹りにも動じぬ人であれ
📜 原文(第四六節) ただ誹られるだけの人、またはただ褒められるだけの人は、過去にもいなかったし、未来にもいないであろう、また現在にもいない。 🔍 用語解説 表現解釈・背景誹られる(そしられる)批判される、非難される。... -
非難を恐れず、正しき道を歩め
📜 原文(第四三節) 沈黙せる者も非難され、多く語る者も非難され、すこしく語る者も非難される。世に非難されない者はいない。 🔍 用語解説 表現解説沈黙せる者慎んで語らない人。沈黙が「消極的」「傲慢」と受け取られることも...