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民を教育もしないで戦争に駆り立てることの罪
教育せずに戦争に駆り立てることは民を災いに導く 孟子は言った。「もし民を適切に教育せずに、戦争に駆り立てることは、民を苦しめ、災いを与えるだけです。これは、堯・舜のような理想的な時代においては決して許されることではありません。仮に戦争で斉... -
今の大夫は今の諸侯の罪人である
君主の悪行を助長することは大きな罪である 孟子は言った。「君主の悪行をいさめることなく、それを助長するのは臣下としての罪であるが、その罪はまだ小さい。しかし、君主の悪意をそそのかし、悪行を導き出すことは、非常に大きな罪である。今の大夫たち... -
五ヵ条を犯した今の諸侯は覇者の罪人である
五つの誓いを守らない今の諸侯は罪人である 孟子は言った。「春秋時代の五覇の中で、斉の桓公が最も盛んでした。桓公が主催した葵丘の会では、諸侯が集まり、犠牲を縛ってその上に誓約書を載せることで誓いを立てました。しかし、血をすすらず、ただ誓約書... -
五人の覇者は三人の王者の罪人である
覇者は天子の権限を無視して他国を討つ者 孟子は言った。「天子が諸侯の領地を巡回し、土地の開発状況や民の生活状態を見て、適切に対応することを**巡狩(じゅんしゅ)と呼びます。諸侯が天子のところに報告することを述職(じゅっしょく)**と言い、これ... -
覇者は王者に対する罪人である
覇者の行動は、王者の道に背くものである 孟子は言った。「春秋時代の五覇、すなわち斉の桓公、晋の文公、秦の穆公、宋の襄公、楚の荘王は、三王すなわち夏の禹王、殷の湯王、周の文王・武王の罪人である。また、今日の諸侯は、五覇の罪人である。さらに、... -
賢者政治登用の意味
賢者を登用しなければ国は滅びる 淳于髠(じゅんうこん)は言った。「かつて魯の繆公(びょうこう)の時、政治を取り仕切った公儀子(こうぎし)や、子柳(しりゅう)、子思(しし)のような賢者が臣となっていましたが、結局、魯の領土はどんどん削られ、... -
目指すは同じ仁でもやり方はそれぞれある
仁を目指す方法は一つではない 淳于髠(じゅんうこん)は言った。「名誉や功績を第一に考える人は、人のために尽くすことを目指します。しかし、名誉や功績を後回しにして、自分の修養を重視する人は、自分のために生きることを考えます。先生は三卿の一人... -
礼物より礼儀を重んじる
礼儀を重視し、物の価値に囚われない行動を 孟子が故郷・鄒にいたとき、季任(きにん)が兄に代わって任国の留守居役をしており、礼物を贈って交際を求めてきました。孟子はその礼物を受け取りましたが、答礼はしませんでした。また、平陸にいる際にも、儲... -
利益ばかりを考えているといずれだめになる
利益を追うばかりでは、最終的に破綻する 宋牼が、戦争を止めるために秦王や楚王に説得しようとした際、孟子は言った。「もし先生が利を理由に戦争を止めさせるなら、戦争が止まった後も、その利を求める心が残ります。全軍の将士は戦争の停止を楽しみつつ... -
物事の根本を考えて説く
物事を表面的に捉えず、根本から考えて行動せよ 宋牼(そうこう)は平和を訴える遊説家で、戦争を止めるために楚王と秦王に会うつもりで出発していた。彼は戦争が国に不利をもたらすことを説いて、両国の王を説得しようとしていた。 孟子は彼に言う。「先...