未分類– category –
-
脆き身を知り、堅き心を築け
📜 引用原文(『ダンマパダ』第35偈) この身体は水瓶のように脆いものだと知って、この心を城のように安立させて、明らかな知慧の武器をもって、悪魔と戦え。克ち得たものを守れ。しかもそれに執著するな。 🪶 逐語訳(意訳) この身体は、... -
心を澄ませば、生まれ変わりの輪から離れられる
📜 引用原文(『ダンマパダ』第34偈) 知識あり、勤めはげみ、身を慎しみ、心を安定統一させ、禅定を楽しむ聡明なる人は、再び迷いの生存に生れないために、心のこれらの思考作用を悉く捨てる。 🪶 逐語訳(意訳) 知恵があり、努力を怠らず... -
思考に振り回される心は、どこにも安住できない
📜 引用原文(『ダンマパダ』第33偈) 心を揺れさせるために現われ出た、これらの粗大な思考および微細な思考を、絶え間なく思い続けているとき、乱れた心の人は常に走り回る。 🪶 逐語訳(意訳) 心を動揺させ、騒がせる思考―― それがたと... -
口先の決意より、一歩の実行
📜 引用原文(『ダンマパダ』第32偈) 起つべき時に気力がなく、ことばでは力んだことを言うのに、怠り怠けていて、希望もなく、意欲を失った者は、知慧の道を永遠に知ることがない。 🪶 逐語訳(意訳) 行動すべき時に力が出ず、 大きなこ... -
怠りは焼けた鉄のように、自らを苦しめる
📜 引用原文(『ダンマパダ』第31偈) 汝はつとめておれ。怠ることなかれ。欲情の対象が汝の心を乱さないようにせよ。怠りのゆえに鉄丸を呑むなかれ。地獄では熱した鉄の玉によって焼かれながら、人は泣き叫ぶのだ。 (原語対応の意訳)"Uṭṭhahatha... -
快楽に流される者に、栄誉はとどまらない
📜 引用原文(『ダンマパダ』第30偈) 人が快楽に耽り、官能にしたがい、心のままに動くならば、この世で名誉はいつもかれを捨て去る。まるで果実の落ちてしまった木を、鳥が飛び去るように。 🪶 逐語訳(意訳) 快楽に溺れ、欲望の赴くまま... -
貪欲の激流に心を委ねるな
📜 引用原文(出典:『ダンマパダ』第29偈) 心を押し流す三十六の激流がある。それらの激流は、邪見をもつ者の、貪欲に根ざした想いによって、人を漂わせていく。 ※サンスクリット・パーリ伝統によると、「三十六の激流」は感覚欲・貪り・怒り・愚... -
揺らぐ心に、智慧は育たない
📜 引用原文(意訳構成) 心が安定せず、正しい真理(ダンマ)を知らず、信念が濁っているならば、明晰な智慧は、その人において完全には現れない。 ※思想的には『ダンマパダ』第3章「心品」および第19章「法住品」等に散見されるテーマを統合する... -
怒りに覆われた心には、真理は届かない
📜 引用原文(意訳構成) 心が敵意に染まり、怒りに満ちていて、濁っているならば、たとえ教えが明瞭であっても、それを見極めることは容易ではない。 ※思想的には『ダンマパダ』第3章「心品」や第17章「怒り品」の内容と一致します。特に「怒り(k... -
清らかな心にこそ、真理は映る
📜 引用原文(出典:『ダンマパダ』第3章「心品」第6偈相当) しかし、心に怒りと不浄を制し、害心を除き、よく説かれた法(ダンマ)を明らかに知る者は、この世において、安穏に至るであろう。 (パーリ語原典:Yo ca uppatitaṃ kodhaṃ, rathaṃ bh...