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見ようとするだけでは見えない。制御された心に真実は現れる
引用原文(日本語訳) 努力するヨーギンは、自己のうちに宿る彼を見る。しかし、自己を制御しない、思慮のない者は、努力しても彼を見ない。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第11節) 逐語訳 真剣に努力する修行者(ヨーギン)は、自己の内に宿る「彼... -
見えるものの奥に、見えざる主体を観よ
引用原文(日本語訳) 〔身体を〕離れ、またそこに止まり、諸要素を伴って、〔対象を〕享受している彼を、迷える者は認識しない。しかし知識の眼をそなえた人は認識する。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第10節) 逐語訳 魂(ジーヴァ)は、身体を離... -
感覚を通して世界を味わい、惑わされずに扱え
引用原文(日本語訳) 彼は聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚、及び思考器官に依存して、諸々の対象を享受する。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第9節) 逐語訳 彼(個我、ジーヴァ)は、耳(聴覚)、目(視覚)、皮膚(触覚)、舌(味覚)、鼻(嗅覚)、... -
真の主体は、形を越えて連続する
引用原文(日本語訳) 主(個我)が身体を獲得し、また身体を離れる時、彼はそれら〔の感官〕を連れて行く。風が香りをその拠り所から連れ去るように。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第8節) 逐語訳 個我(ジーヴァ、魂の主)は、ある肉体を得て生ま... -
個の中に、全体の一部が宿っている
引用原文(日本語訳) 私自身の一部分は、生命界において、生命(個我)として永遠に存続する。それは、プラクリティ(根本原質)に依存する、思考器官(意)を第六のものとする諸感官(六根)を引き寄せる。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第7節) ... -
光に頼らぬ、本質の地へと至れ
引用原文(日本語訳) 太陽はそれを照らさない。月も火も照らさない。そこへ行けば、回帰することはない。それは、私の最高の住処である。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第6節) 逐語訳 太陽の光も、その境地を照らすことはできない。月の光も、火の... -
慢心を捨て、揺らがぬ自己に還れ
引用原文(日本語訳) 慢心と迷妄がなく、執着の害を克服し、常に自己に関することに専念し、欲望から離れ、苦楽という相対から解放され、迷わない人々は、かの不滅の境地に達する。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第5節) 逐語訳 慢心(アハンカーラ... -
断ち切ったその先に、本源へと還れ
引用原文(日本語訳) それから、かの境地を探求すべきである。そこに達すれば、再び回帰することのない境地を。「それから太古の活動が流出したところの、かの本初のプルシャに私は帰依する」〔と考えて〕。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第4節) ... -
執着を断ち、見えざる構造を超越せよ
引用原文(日本語訳) この樹の形は、この世ではそのように理解されない。その終わりも、始めも、基底も(人間の知では)知られない。この根が伸張したアシュヴァッタ樹を、堅固な無執着の斧で断ち切れ。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第3節) 逐語... -
根と枝に惑わされず、因果の構造を見よ
引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。その枝は要素に養われて、下方にまた上方に拡がり、〔感官の〕対象を芽とする。根は下方に伸張し、人間界における行為に帰結する。(『バガヴァッド・ギーター』第15章 第2節) 逐語訳 この樹の枝は、三つの...