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“サット”――それは善き行為を実在へと昇華する言霊
■引用原文(日本語訳) 「『サット』という語は、実在という意味と、善という意味で用いられる。また、『サット』という語は、讃えられる行為について用いられる。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第26節 ■逐語訳 「サット」という言葉は、真実(実... -
“それ”に捧ぐる行為に、私心は不要である
■引用原文(日本語訳) 「解脱を望む人々は、『タット』と〔念じて〕、果報を意図しないで、祭祀と苦行の諸行為や、種々の布施の行為を行う。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第25節 ■逐語訳 解脱(モークシャ)を目指す者たちは、「タット(それ/... -
始まりに“聖音”を唱えることが、行為を聖化する
■引用原文(日本語訳) 「それ故、ブラフマン(ヴェーダ)を説く人々の場合、常に『オーム』と唱えてから、教令に述べられた祭祀と布施と苦行の諸行為が始まる。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第24節 ■逐語訳 それゆえ、ブラフマン(聖典)を知り... -
聖なる言葉にこそ、世界の秩序は宿る
■引用原文(日本語訳) 「オーム(聖音)、タット(『それ』)、サット(実在、善)は、ブラフマンを指示する三種の語であると伝えられる。これにより、かつてバラモンとヴェーダと祭祀とが創造された。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第23節 ■逐語... -
敬意なき施しは、与えても徳を失う
■引用原文(日本語訳) 「不適切な場所と時間において、不適切な受者に対し、敬意を表さず、軽んじて与えられる布施は、暗質的な布施と言われる。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第22節 ■逐語訳 正しくない場所や時間(アデーシャ・カーレ)、施し... -
計算づくの施しは、魂を育てない
■引用原文(日本語訳) 「一方、見返りを望んで、または果報を意図して、渋々与えられる布施は、激質的な布施と伝えられる。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第21節 ■逐語訳 何らかの見返りを望んで(プラティウパーカータム)、あるいは報酬(果報... -
報いを求めぬ施しに、真の徳が宿る
■引用原文(日本語訳) 「与えらるべきだと考えて、見返りが期待できぬ相手に、場所と時間と受者が適切な場合に与えられる布施は、純質的な布施と伝えられる。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第20節 ■逐語訳 「これは与えるべきものである」と理解... -
誤った信念に基づく努力は、自他を傷つける
■引用原文(日本語訳) 「迷える見解に固執し、自己を苦しめたり他者を滅ぼすために行われる苦行は、暗質的な苦行と呼ばれる。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第19節 ■逐語訳 誤った理解(ムーデー・グラーヘーナ)にとらわれ、自己を苦しめ(アー... -
見せかけの修行は、誠実さを蝕む
■引用原文(日本語訳) 「接待、尊敬、崇拝を得るために、偽善により行われる苦行は、動揺し不確実であり、この世で、激質的な苦行と呼ばれる。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第18節 ■逐語訳 人からの接待(サンマーナ)、尊敬(プージャー)、崇... -
見返りを求めず、心を尽くす修行が、魂を清める
■引用原文(日本語訳) 「人々が果報を期待せず、専心して、最高の信仰をもって、三種の苦行を行った場合、それを純質的な苦行と称する。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第17節 ■逐語訳 もし人が、報酬(果報)を望まず、心を集中して(アナーヴィ...