未分類– category –
-
無知に支配されるな、自覚こそが自由への鍵
■引用原文(日本語訳) 「一方、暗質は無知から生じ、一切の主体を迷わすものであると知れ。それは、怠慢、怠惰、睡眠によって束縛する。」(第14章 第8節) ■逐語訳 そして暗質(タマス)は、無知から生じ、すべての存在(自己)を混乱させるものである。... -
情熱は前進させるが、執着すれば自らを縛る
■引用原文(日本語訳) 「激質は激情を本性とし、渇愛と執着とを生ずるものであると知れ。それは、行為との結合によって主体(個我)を束縛する。」(第14章 第7節) ■逐語訳 激質(ラジャス)は、情熱と活動を本性としており、欲望と執着を生む性質である... -
清らかさもまた、執着の種となる
■引用原文(日本語訳) 「そのうち、純質は、汚れないものであるから、輝き照らし、患いのないものである。それは、幸福との結合*と知識との結合によって束縛する。」(第14章 第6節)*結合(サンガ)=結びつき、執着、依存とも訳せる。 ■逐語訳 その三... -
人は自らの性質に縛られる、ゆえにそれを識る者たれ
■引用原文(日本語訳) 「純質、激質、暗質という、プラクリティ(根本原質)から生ずる諸要素は、不変の主体(個我)を身体において束縛する。」(第14章 第5節) ■逐語訳 純質(サットヴァ)、激質(ラジャス)、暗質(タマス)という三つの性質は、すべ... -
すべての命は、神聖なる種と場の協働から生まれる
■引用原文(日本語訳) 「アルジュナよ、一切の母胎において諸々の形態が生まれるが、大ブラフマンがそれらの胎である。私は種子を与える父である。」(第14章 第4節) ■逐語訳 アルジュナよ、あらゆる存在は多様な母胎から生まれるが、その母胎は偉大なる... -
根源を知り、創造の責任を担う者となれ
■引用原文(日本語訳) 「私にとって大ブラフマン*は胎である。私はそこに胎子(種子)を置く。それから万物の誕生が実現する。」(第14章 第3節)*「大ブラフマン」=宇宙を構成する根本的な物質・母体(プラクリティ) ■逐語訳 「偉大なるブラフマン(... -
動じない心が、真の創造を超える
■引用原文(日本語訳) 「この知識に依存して私と同一の性質に達した人々は、創造においても生まれず、帰滅においても動揺しない。」(第14章 第2節) ■逐語訳 この(至高の)知識に依り頼み、わたし(神)と同じ本質に至った人々は、宇宙の創造の時にも再... -
至上の智慧は、束縛を超えるためにある
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「わたしは再び最高の知識を述べよう。その知識を知れば、すべての聖者たちは最高の完成に達した後に、この現象世界に再び生まれることがない。」(第14章 第1節) ■逐語訳 神(バガヴァーン=クリシュナ)... -
信仰なき行為は、実りなき空虚に過ぎない
■引用原文(日本語訳) 「信仰なしに供物を焼べ、布施をし、苦行し、行為をしても、それは『サットでない』と言われる。アルジュナよ、それは現世においても来世においても〔成果が〕ない。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第28節 ■逐語訳 信仰(シ... -
“サット”とは、善なる目的と、そこへ至る行為そのもの
■引用原文(日本語訳) 「そして、祭祀と苦行と布施における〔窮極の〕境地が『サット』と言われる。また、それのための行為も『サット』と呼ばれる。」――『バガヴァッド・ギーター』第17章 第27節 ■逐語訳 祭祀(ヤッニャ)、苦行(タパス)、布施(ダー...