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放棄か実践か――真の道は見極めによって開かれる
■引用原文(日本語訳) アルジュナはたずねた。「クリシュナよ、あなたは行為の放擲*を讃え、かつ行為のヨーガを讃える。この両者のうちでどちらが優れているか、はっきりと私に語って下さい。」(第5章 第1節)*放擲(ほうてき):捨てること、放棄する... -
すべての根源に立ち返るとき、人は揺るぎなき安らぎを得る
■引用原文(日本語訳) 「というのは、私は不死不変のブラフマンの基底であり、永遠の教法の、また絶対の幸福の基底であるから。」(第14章 第27節) ■逐語訳 「なぜなら、私は〔不滅なる〕ブラフマンの根底であり、永遠なるダルマ(教え/秩序)の根底で... -
揺るがぬ信愛こそ、性質を超えた真の道
■引用原文(日本語訳) 「また、不動なる信愛のヨーガにより私に奉仕する人は、これらの諸要素を超越して、ブラフマンと〔一体に〕なることができる。」(第14章 第26節) ■逐語訳 「揺るぎない信愛(バクティ)のヨーガによって、常に私(神)に奉仕し帰... -
尊敬にも敵意にも揺れず、自らを捨てる者こそ自由人
■引用原文(日本語訳) 「彼は尊敬と軽蔑とを同一視し、味方と敵とを同一視し、一切の企図を捨てる。このような人が、要素(グナ)を超越した者と言われる。」(第14章 第25節) ■逐語訳 その人は――・尊敬されるときも、軽んじられるときも、等しく見て、... -
すべてを等しく見る者に、真の自由が宿る
■引用原文(日本語訳) 「彼は苦楽を平等に見て、自己に依拠し(充足し)、土塊や石や黄金を等しいものと見て、好ましいものと好ましくないものを同一視し、冷静であり、非難と称讃を同一視する。」(第14章 第24節) ■逐語訳 三グナを超えた人は、・苦し... -
性質が動いても、私は動かない――真の中立性とは静かな力である
■引用原文(日本語訳) 「彼は中立者のように静止し、諸要素によって動揺させられず、諸要素が活動するのみと考え、安住して動かない。」(第14章 第23節) ■逐語訳 その人(グナを超えた人)は、あたかも中立者のように静かにとどまり、三グナ(純質・激... -
現れても動じず、去っても追わず――静観する者こそ自由なり
■引用原文(日本語訳) 聖バガヴァットは告げた。「アルジュナよ、彼は光明と活動と迷妄*が現われた時それを憎まず、それが停止した時それを求めない。」(第14章 第22節)*光明=純質(サットヴァ)、活動=激質(ラジャス)、迷妄=暗質(タマス) ■逐... -
超越者とは誰か――問うことから始まる、真の自由への道
■引用原文(日本語訳) アルジュナはたずねた。「これら三要素を超越した人はどのような特徴をそなえているか。主よ。彼はどのような行動をし、どのように三要素を超越するのか。」(第14章 第21節) ■逐語訳 アルジュナは問う:「主よ、グナ(三つの性質... -
三つの性質を超えて、真の自由と不死へ至れ
■引用原文(日本語訳) 「身体より生ずる*これらの三要素を超越してから、主体(個我)は、生老死苦から解放されて、不死に達する。」(第14章 第20節)*三要素=純質(サットヴァ)・激質(ラジャス)・暗質(タマス)*不死=輪廻(生まれ変わり)の束... -
行為に支配されるな、性質の背後にある真の自己を見よ
■引用原文(日本語訳) 「見者*が諸要素より他に行為者を認めず、また諸要素より高いものを知る時、彼は私の状態*に達する。」(第14章 第19節)*見者:識別力ある観察者、真の自己(プルシャ、アートマン)を指す*私の状態:クリシュナ(バガヴァーン...