未分類– category –
-
内に幸福を見出す者は、永遠に揺るがない
■引用原文(日本語訳) 外界との接触に執心せず、自己のうちに幸福を見出し、ブラフマンのヨーガに専心し、彼は不滅の幸福を得る。(第5章 第21節) ■逐語訳 外界の対象との接触に執着せず、内なる自己のうちに安らぎと喜びを見出す者は、ブラフマンとの一... -
揺るがぬ心が、真の自由をもたらす
■引用原文(日本語訳) 知性が確立し、迷妄なく、ブラフマンを知り、ブラフマンに止まる人は、好ましいものを得ても喜ばず、好ましくないものを得ても嫌悪しない。(第5章 第20節) ■逐語訳 知性が安定し、迷いがなく、ブラフマンを知ってそれに一体となっ... -
心を等しきところに保てば、この世をも超える
■引用原文(日本語訳) 意が平等の境地に止まった人々は、まさにこの世で生存(輪廻)を征服している。というのは、ブラフマンは欠陥がなく、平等である。それ故、彼らはブラフマンに止まっている。(第5章 第19節) ■逐語訳 心が平等性(サマットヴァ)に... -
すべてに尊厳を見るまなざし
■引用原文(日本語訳) 賢者は、学術と修養をそなえたバラモンに対しても、牛、象、犬、犬食者に対しても、平等(同一)のものと見る。(第5章 第18節) ■逐語訳 叡知ある者(賢者)は、知識と謙虚を備えたバラモンであろうと、牛であろうと、象であろうと... -
真の専念が、迷いと罪を超えさせる
■引用原文(日本語訳) それに知性を向け、それに心を向け、それを帰結とし、それに専念する人々は、知識により罪障を滅し、不退転に至る。(第5章 第17節) ■逐語訳 それ(ブラフマン/至高の存在)に知性を集中し、それに心を向け、それを最終目標とし、... -
真の知識は、内なる太陽となる
■引用原文(日本語訳) しかし、知識により彼らの自己(個我)の無知が滅せられた時、彼らの知識は太陽のように、かの最高の存在を照らし出す。(第5章 第16節) ■逐語訳 だが、真の知識によってその人の無知が取り除かれたとき、その知識は、太陽のように... -
真我は清らかであり続ける――迷いは無知がつくる
■引用原文(日本語訳) 主君(個我)は何人の罪悪をも、善行をも受け取らない。だが、知識は無知により覆われ、それにより生類は迷う。(第5章 第15節) ■逐語訳 真我(主君)は、誰の罪も、誰の善行も、受け取ることはない。しかし、知識(真理への理解)... -
行為するのは“私”ではない――ただ本性が働くのみ
■引用原文(日本語訳) 主君(個我)は、世人(身体)の行為者たる状態も、行為も、行為の結果との結合も作り出さない。ただ、本性*のみが働く。(第5章 第14節)*本性(プラクリティ):自然本性、物質的性質。身体・心・感覚などの働きを構成する自然... -
静けさの中にこそ、真の主体は目覚めている
■引用原文(日本語訳) すべての行為を意により放擲して、支配者たる主体(個我)は、九門の都城*において安らかに坐する。何も行為せず、行為させず。(第5章 第13節)*九門の都城:人間の身体をたとえて言った言葉。九つの穴(目・鼻・耳・口・肛門・... -
結果を捨てて行えば、心は静まり自由になる
■引用原文(日本語訳) 〔行為のヨーガに〕専心した者は、行為の結果を捨て、窮極の寂静に達する。専心しない者は、欲望のままに、結果に執着して束縛される。(第5章 第12節) ■逐語訳 行為のヨーガに専念する者は、行為の結果を放棄することによって、最...