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恐れの先にある従順と飛躍――真理を見た者の謙虚さ
■原文 サンジャヤは語った。このクリシュナの言葉を聞いて、アルジュナは合掌し震えながら、敬礼して再びクリシュナに言った。吃りながら、恐れに恐れ、頭を下げて。(11章35節) ■逐語訳(一文ずつ) サンジャヤは語った。 → 語り手サンジャヤが再びナラ... -
果敢に挑め――既に定まった勝利の道へ
■原文(第11章 第34節) 「ドローナ、ビーシュマ、ジャヤッドラタ、カルナ、およびその他の勇士たちは、私によってすでに殺されている。それゆえ、あなたは彼らを殺しなさい。戦慄くな。戦え。戦いの中であなたは敵に打ち勝つであろう。」 ■逐語訳(一文ず... -
汝は機会となれ――果実を超え、使命に生きよ
■原文(第11章 第33節) 「それ故、立ち上れ。名声を得よ。敵を征服して、繁栄する王国を享受せよ。彼らはまさに私によって、前もって殺されているのだ。あなたは単なる機会(道具)となれ。アルジュナ。」 ■逐語訳(一文ずつ訳す) それゆえに、立ち上が... -
時はすべてを呑み込む――不可避の流れに立つ勇気
■原文(第11章 第32節) 聖バガヴァットは告げた。「私は世界を滅亡させる強大なる〈カーラ〉(時間)である。諸世界を回収するために、ここに活動を開始した。たといあなたがいないでも、敵軍にいるすべての戦士たちは生存しないであろう。」 ■逐語訳(一... -
その正体と目的を知る勇気――畏れの中から真理を問う
■原文(第11章 第31節) 私に告げて下さい。恐ろしい姿をしたあなたは誰なのか。あなたに敬礼します。最高の神よ。お願いです。本初なるあなたを知りたいと思います。私はあなたの活動〔の目的〕を理解していないので。 ■逐語訳(一文ずつ訳す) 私にお教... -
吞み尽くす炎――圧倒的な力の前で人は無力となる
■原文(第11章 第30節) あなたは全世界を遍く吞み込みつつ、燃え上る口で舐めつくす。あなたの恐ろしい光は、その輝きで全世界を満たして熱する。ヴィシュヌよ。 ■逐語訳(一文ずつ訳す) あなたはこの全世界を呑み込みながら、燃え上がる口でそれを舐め... -
欲望の火に飛び込む蛾のように――自ら滅びへ向かう者たち
■原文(第11章 第29節) 蛾が大急ぎで燃火に入って身を滅ぼすように、諸世界は大急ぎであなたの口に入って滅亡する。 ■逐語訳(一文ずつ訳す) 蛾(の群れ)は急いで燃える炎に飛び込み、自らを滅ぼすように、(yathā pradīptaṁ jvalanaṁ pataṅgā viśanti ... -
流れは止められぬ――勇者もまた、大いなる摂理に呑まれる
■原文(第11章 第28節) 河川の多くの激流が、まさに海に向って流れるように、これら人間界の勇士たちは、燃え盛るあなたの口の中に入る。 ■逐語訳(一文ずつ訳す) 多くの激しい河川が、海へと急いで流れ込むように、(yathā nadīnām bahavombuvegāḥ samu... -
抗えぬ破壊の力――慢心する者、我が口に砕かれる
■原文(第11章 第27節) 急いであなたの口に入る。炎が噴き出すような、恐ろしく、恐怖をもたらすその口に。ある者たちはその歯の間にくわえられ、頭を砕かれているのが見える。 ■逐語訳(一文ずつ訳す) 急いで、彼らはあなたの口に入りゆく。(サヘーサ... -
権勢も名誉も、時の流れには抗えぬ――すべては流転する
■原文(第11章 第26節) そして、これらドリタラーシュトラの息子たちはすべて、王たちの群とともに、またビーシュマ、ドローナ、カルナ(御者の子)、わが軍の他の偉大な戦士たちも、あなたの恐ろしい口へと突入していく。 ■逐語訳(一文ずつ訳す) ドリ...