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結果に縛られぬ者は、生にも死にも自由である
■引用原文(日本語訳) 「行為の結果(果報)は、好ましくないものと、好ましいものと、両者が混じったものとの三種である。捨離しない人々の場合、それらは死後に存在する。しかし、放擲者(捨離者)の場合には、決して存在しない。」(バガヴァッド・ギ... -
すべては捨てられなくとも、執着は捨てられる
■引用原文(日本語訳) 「実に身体を持つ者は、行為を残らず捨てることはできない。だが、行為の結果を捨てた人は、捨離者と呼ばれる。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第11節) ■逐語訳 肉体を持つ存在(人間)は、行為(カルマ)をすべて完全に捨て去... -
望むも望まぬも、ただなすべし──澄み切った心の行為
■引用原文(日本語訳) 「純質に満ちた捨離者は、叡知あり、疑惑を断ち、望ましくない行為を厭わず、望ましい行為にも執着しない。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第10節) ■逐語訳 純質(サットヴァ)に満ちた捨離者は、正しい理解(叡知)を持ち、疑... -
なすべきことを、執着なく行うことこそ、純なる放棄
■引用原文(日本語訳) 「アルジュナよ、なすべきであると考えて、定められた行為を、執着と結果とを捨てて行う場合、それは純質的な捨離であると考えられる。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第9節) ■逐語訳 アルジュナよ、「これは私のすべきことで... -
快・不快で判断する放棄は、報われない
■引用原文(日本語訳) 「ただ苦しいからと言って、身体的苦痛を恐れて行為を捨てる場合、その人は激質的な捨離をなすもので、捨離の果報を得ないであろう。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第8節) ■逐語訳 ただ苦しいから、という理由だけで、または... -
義務を捨てることは、無知による退避である
■引用原文(日本語訳) 「一方、定められた行為の放擲はよろしくない。迷妄によってそれを捨てることは、暗質的な捨離であると称される。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第7節) ■逐語訳 定められた義務的な行為(ニヤタ・カルマ)を放棄することは、... -
行為は捨てず、執着と結果を捨てよ
■引用原文(日本語訳) 「しかし、それらの行為は、執着と結果とを捨てて行われるべきである。アルジュナよ、これが私の最高の結論である。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第6節) ■逐語訳 しかし、それら(祭祀・布施・苦行)の行為は、執着(アース... -
清める行為は、手放すべきではない
■引用原文(日本語訳) 「祭祀と布施と苦行の行為は捨てるべきではない。それは行われるべきである。賢者たちにとって、祭祀と布施と苦行は浄化するものである。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第5節) ■逐語訳 祭祀(神への儀礼)と布施(施し)と苦... -
捨て方にも道がある──三つの捨離の道
■引用原文(日本語訳) 「アルジュナよ、その捨離(放擲)に関する私の結論を聞け。実に捨離は〔要素に応じて〕三種であると説かれる。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第4節) ■逐語訳 アルジュナよ、捨離(放擲)についての最終的な私の判断を聞くが... -
捨てるべきは行為か、それとも心か
■引用原文(日本語訳) 「ある賢者たちは、行為は過失を伴うから捨てるべきであると言う。他の人々は、祭祀と布施と苦行の行為は捨てるべきではないと言う。」(バガヴァッド・ギーター 第18章 第3節) ■逐語訳 ある賢者たちは、「行為は欠点(過失・誤り...