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恥を知らなければ、人としての価値を失う
孟子は、恥じる心を持つことの重要性を説いた。恥じることがないと思うこと自体が恥であり、その意識を持つことで、自然と恥をかかないように生きることができる。恥の感覚が欠如すると、自己の行動がどんどん無頓着になり、最終的には社会的にも倫理的に... -
道理を知らずして行うことは空虚である
孟子は、良いことを行うことができても、その理由や道理を理解していない人が多いと語った。人は何度も行動を繰り返しても、その背後にある道理を深く学ばなければ、本当の意味でその行いに価値を見出すことはできないと孟子は教えている。道理を学ぶこと... -
地位や形式がなくとも、心を欠いた者に価値はない
孟子は、人が地位や形式に縛られることなく、その本質が心に宿っていることを強調した。たとえ高い地位にあっても、その人の心が誠実でなければ、価値を見出すことはできない。外見や立場ではなく、心の持ちようが最も大切だと孟子は教えた。心が伴わなけ... -
求めれば得られるもの
孟子は、求める努力をすることで得られるものと、努力しても得られないものがあると述べている。自分の本性に根ざすもの、例えば仁義礼智といった「天爵」のようなものは、求めて努力することによって得ることができる。しかし、それに反して、外部に存在... -
正しい天命を素直に受ける
孟子は、人生における吉凶禍福はすべて天命であると述べ、正しい天命を素直に受け入れる心構えの大切さを説いた。自然に訪れる天命を理解し、それに従うことが重要であり、無理に自分から危険を冒すようなことはしないことが賢明だと言う。しかし、もし自... -
心を尽くして天命を待つ
孟子は、人間の本性が善であることを知り、その心を尽くして日々向上していくことこそが天命を全うする道だと説いた。心を尽くすとは、惻隠(人を思いやる心)、羞悪(恥ずかしいことを避ける心)、辞譲(譲る心)、是非(善悪を見極める心)の四端の心を... -
教えることを断るという教え方もある
教え方の多様性 孟子は言いました。「教える方法もさまざまです。たとえば、私が教え諭すことを潔しとせず、これを断ることも、また一つの教え方です。」 ここで孟子は、教える方法にはいろいろな形があり、その一つとして、あえて教えないことや断ること... -
大人物になる人には多くの試練、困難が与えられる
試練と困難が大人物を育てる 孟子は言いました。「舜は、田んぼを耕していたところを、堯から引き上げられ、天子までになりました。傅説は土木工事の人夫から、殷の高宗武丁によって引き上げられました。膠鬲は、魚や塩の商売人から周の文王によって引き上... -
君子が仕える場合と辞めて去る場合
仕える条件と辞めるべき条件 弟子の陳子が聞きました。「昔の君子は、どのような場合に仕え、どのような場合に辞めて去ったのでしょうか?」 孟子は答えました。「君子が仕える場合は三つ、辞めて去る場合も三つあります。」 仕える場合: まず、国君が迎... -
人の話を聞くことのできる善人が国、組織を良く治める
善を好む人が治める国は良く治まる 孟子は言った。「魯の国が楽正子に政治を任せようとしていることを聞いて、私はとても喜び、夜も眠れませんでした。」 公孫丑は尋ねました。「楽正子は、強い意志を持った人物なのですか?」 孟子は答えました。「いや、...