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売買目的有価証券の評価差額の処理方法
1. 洗替法 概要 洗替法とは、決算において、売買目的有価証券の帳簿価額を時価で評価替えした後、翌期首に評価替え前の取得原価に振り戻す方法です。 特徴: 前期末の決算整理仕訳を、翌期首に逆仕訳して元に戻す。 毎期、時価評価の影響をその期のみに限定... -
有価証券の売却時の手数料の処理方法
1. 支払手数料で処理する方法 手数料を単独の勘定科目「支払手数料(費用)」で処理します。この方法では、手数料の金額を直接費用として計上します。 仕訳例 ① 条件: 売買目的のX社株式10株(帳簿価額: 2,100円) 売却価格: 1株あたり 230円(10株 × 230... -
定率法の改定償却率と償却保証額
1. 定率法の特徴 定率法では、期首帳簿価額(取得原価 - 減価償却累計額)に一定の償却率を掛けて減価償却費を計算します。 この方法では、帳簿価額がゼロにならず、残価が残り続けるという特性があります。 2. 改定償却率と償却保証額 (1) 償却保証額 償... -
企業残高基準法と銀行残高基準法
銀行勘定調整表の作成方法には、両者区分調整法を基本として、以下の2つのアプローチがあります。 1. 企業残高基準法 概要 基準: 企業の帳簿残高(当座預金残高)を基準に調整を行う。 目的: 企業の帳簿残高に調整を加え、最終的に銀行の残高証明書残高と... -
配当財源が繰越利益剰余金とその他資本剰余金の場合の処理
1. 基本ルール 配当財源として繰越利益剰余金とその他資本剰余金の両方を用いる場合、配当金の財源に応じて以下の割合で資本準備金と利益準備金を積み立てます。 繰越利益剰余金からの配当: 利益準備金を積立(10分の1の金額)。 資本金や準備金が法律で定... -
製造業の財務諸表
製造業の財務諸表には損益計算書、貸借対照表、製造原価報告書があります。このうち、工業簿記で特に注目されるのは製造原価報告書ですが、ここでは損益計算書と貸借対照表における製造業特有の点を説明します。 1. 損益計算書の形式 製造業の損益計算書は... -
製造業の会計処理③
1. 製造間接費配賦差異の決算処理 概要 製造間接費の予定配賦と実際発生額との差異(製造間接費配賦差異)は、決算時に売上原価に振り替えます。 振り替えの方法: 借方残高(不利差異): 売上原価の増加として借方に計上。 貸方残高(有利差異): 売上原価... -
製造業の会計処理②
製品が完成したとき、販売したとき、または棚卸減耗が生じたときの会計処理を以下にまとめます。 1. 製品が完成したときの処理 概要 製品が完成した際には、製造過程の「仕掛品」を「製品」に振り替えます。 仕訳例 製品2,000円が完成した場合: 借方: 製品... -
製造業の会計処理①
製造業会計の基本的な処理を、材料費、労務費、経費、製造間接費に分けて解説します。 1. 材料費の処理 材料費の分類 直接材料費: 製品ごとに具体的に計上できる材料費。 間接材料費: 製品ごとに直接的に計上できない材料費。 処理例 材料を購入したとき ... -
消去・振替欄がない連結精算表の解き方
試験では、消去・振替欄がない連結精算表の作成が出題されることがあります。この場合、連結修正仕訳を下書き用紙にまとめておき、個別財務諸表の金額に加減して連結財務諸表欄を埋めていきます。 解き方のポイント 連結修正仕訳を下書き用紙にまとめる 個...