下記の当月の一連の取引について仕訳しなさい。ただし、勘定科目は、設問ごとに最も適当と思われるものを選び、( )の中に記号で解答すること。
1.工場の電気代、ガス代、水道代の当月現金支払額は120,000円であった。なお、メーターを用いた当月測定額は142,000円であり、この金額は来月に支払う予定である。
ア.仕掛品 イ.製造間接費 ウ.材料 工.製品 オ.未払水道光熱費力.当座預金
借方 | 貸方 | ||
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製造間接費 | 142,000 | 未払水道光熱費力 | 142,000 |
工場の電気代、ガス代、水道代は間接経費なので、製造間接費勘定で処理します。なお、電気代、ガス代、水道代は測定額にもとづいて計上します。
2.工場の建物、機械、設備の減価償却費の年間見積額は2,880,000円である。よって、当月分の減価償却費を計上する。
ア.製品 イ.材料 ウ.製造間接費 工.売上原価 オ.減価償却累計額力.仕掛品
借方 | 貸方 | ||
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製造間接費 | 240,000 | 減価償却累計額 | 240,000 |
工場の建物、機械、設備の減価償却費は間接経費なので、製造間接費勘定で処理します。
当月の減価償却費:2,880,000円÷12か月=240,000円
3.製品乙の塗装加工のため、直接材料X1,500,000円を塗装会社に無償で支給した。
ア.材料 イ.製造間接費 ウ.仕掛品 工.製品 オ.未払金力.売掛金
借方 | 貸方 | ||
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仕掛品 | 1,500,000 | 材料 | 1,500,000 |
外注先に直接材料を無償で支給して加工作業を依頼したときは、直接材料の原価を材料勘定から仕掛品勘定に振り替えます。
4.製品甲の塗装加工のため、塗装会社に無償で支給してあった部品が塗装作業後、納入されたので、その加工賃150,000円を小切手を振り出して支払った。なお、加工後の部品はただちに製造現場に引き渡された。
ア.製造間接費 イ.仕掛品 ウ.製品 工.未払金 オ.当座預金力.現金
借方 | 貸方 | ||
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仕掛品 | 150,000 | 当座預金 | 150,000 |
外注加工賃は直接経費なので、仕掛品勘定で処理します。
5.製品乙の生産に関する特許権使用料について、当月分50,000円を小切手を振り出して支払った。
ア.現金 イ.当座預金 ウ.製品 工.仕掛品 オ.製造間接費力.特許権
借方 | 貸方 | ||
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製造間接費 | 50,000 | 当座預金 | 50,000 |
特許権使用料は直接経費なので、仕掛品勘定で処理します。
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