行き先の見えぬとき、人の心はたちまち乱れる。
焦りが胸を騒がせ、答えを急ぐほどに、かえって足元を見失う。
プレッシャーや不安は、外から来るものではない。内なる混乱が姿を変えて現れるにすぎない。
人は本能的に、喜びを求め、痛みを避ける。
迷いの最中にあっては、何かにすがりたいと願い、「答え」を欲するのも無理はない。
だが、答えを外に求めすぎれば、心はますます外に揺れ、軸を失う。
不確かさの中でこそ、自らの内に静けさを保て。
進むべき道が見えぬときは、急がずに立ち止まり、己に問え。
この混乱は、何に揺さぶられているのか。
そして、その痛みの根は、どこにあるのか。
答えは、常に外にあるとは限らない。
心が落ち着いたとき、歩むべき道はおのずと見えてくる。
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