学びにおいて大切なのは、まず正統の道・基本をしっかりと身につけること。
流行や奇をてらった考え方にばかり目を奪われ、基礎をおろそかにすれば、学びはかえって害となる。
目新しさや人目を引く理屈に飛びつくのではなく、地道に本道を歩む姿勢が、本物の力をつくる。
「異端(いたん)を攻(おさ)むるは、斯(こ)れ害(がい)あるのみ」
知識は飾りではない。奇を好み、基礎を軽んじる者に、真の理解は訪れない。
※注:
- 「異端」…正統な教えや基本から外れた学説・思想・手法。
- 「攻む」…熱心に学ぶ、精力的に取り組むこと。
- 「斯れ害あるのみ」…それは害にしかならない、という強い否定。
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