implex1023– Author –
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燃える火のごとく、執着を焼き尽くして歩む者
■ 引用原文(日本語訳) 修行僧は、つとめはげむことを楽しみ、放逸のうちに恐ろしさを見、微細なものでも粗大なものでも、すべて心の纏(まとい)を、焼きつくしながら歩む。燃える火のように。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第29節 ■ 逐語訳(一文ず... -
怠りを恐れ、はげむ者は、悪をも祓う風となる
■ 引用原文(日本語訳) 修行僧は、つとめはげむのを楽しみ、放逸のうちに恐ろしさを見、悪いことがらを吹き払う。風が木の葉を吹き落すように。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第28節 ■ 逐語訳(一文ずつ現代語訳) 修行僧(比丘)は、努力することに喜... -
はげみを楽しむ者、己を救う
■ 引用原文(日本語訳) 修行僧は、つとめはげむのを楽しみ、放逸のうちに恐ろしさを見る。自己を難処から救い出す。泥沼に落ちこんだ象のように。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第27節 ■ 逐語訳(一文ずつ現代語訳) 修行僧(比丘)は、努力することを... -
現世と来世、二つを見きわめる智者の道
■ 引用原文(日本語訳) 一つは現世に関することがらであり、他の一つは来世に関することがらである。思慮ある人は、事がらを見きわめてさとるから、〈賢明な人〉と呼ばれるのである。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第26節 ■ 逐語訳(一文ずつ現代語訳... -
賢者が讃える者は、なすべきを知り行う者
■ 引用原文(日本語訳) なすべきことに努めはげむことを賢者はつねにほめたたえる。つとめはげむ賢い人は、(次に挙げる)二つのことがらを極めてよく把捉している。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第25節 ■ 逐語訳(一文ずつ現代語訳) なすべきことに... -
はげむ者こそ、天上にも称えられる
■ 引用原文(日本語訳) つとめはげむことを人々はほめたたえる。放逸なることはつねに非難される。マガヴァト*は、つとめはげんだので、神々のなかでの最高の者となった。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第24節*マガヴァト(Maghavā):天帝インドラ... -
語る少なくとも、清らかに生きる者こそ真の行者
■ 引用原文(日本語訳) たといためになることを少ししか語らないにしても、理法にしたがって実践し、情欲と怒りと迷妄とを捨てたならば、その人は、修行者の部類に入る。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第23節 ■ 逐語訳(一文ずつ現代語訳) たとえ人々... -
語るだけの者は、道の外に立つ
■ 引用原文(日本語訳) たといためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、その人は怠っているのである。牛飼いが他人の牛を数えているようなものである。かれは修行者の部類には入らない。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第22節 ■ ... -
語るより、歩む者こそ真の実践者なり
■ 引用原文(日本語訳) 多く説くからとて、そのゆえにかれが道を実践しているのではない。この世でたとい教えを聞くことが少なくても、身をもって真理を体得する人、怠って道からはずれることの無い人――かれこそ道を実践している人なのである。――『ダンマ... -
自らを律し、心を照らす者に、もはや汚れなし
■ 引用原文(日本語訳) よく修行を始めて、常に身体(の本性)を思いつづけて、為すべからざることを為さず、為すべきことを常に為して、心がけて、みずから気をつけている人々には、諸の汚れがなくなる。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第20節 ■ 逐語...