implex1023– Author –
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恨みは思いに宿り、思いによって増殖する
📜 引用原文 第一四章 憎しみ 九「かれは、われを罵った。かれは、われにこんなことを言った。かれは、われにうち勝った。人をしてわれに打ち勝たしめた。」という思いをいだく人々には、怨みはついに息むことがない。— 『ダンマパダ』 ... -
理を知る者が、争いを止める者となれ
📜 引用原文 第一四章 憎しみ 八「他の人々はことわりを識っていない。われわれはここに努力しよう。ここでことわりを識った人々には、争いが止む。」— 『ダンマパダ』 🔍 逐語訳 他の人々は、道理(ことわり/真理)を知らない... -
語るより沈黙、賢さは誇るものでなく、滲み出るもの
📜 引用原文 第一四章 憎しみ 七「自分の範囲について語り、賢者であることをてらうことばは、偏見にとらわれている。かれらは口を広く開くが、賢明な人々はそのことばによって迷わされることはない。」— 『ダンマパダ』 🔍 逐... -
悪人でさえ和するのに、なぜ賢者が争うのか
📜 引用原文 第一四章 憎しみ 六「骨を断ち命を奪い、牛・馬・財宝を略奪し、国土をも掠め取る者どもにさえも協和がある。それなのに、この理法を理解している汝らにどうして協和が無いのだろうか。」— 『ダンマパダ』 🔍 逐語... -
思い上がりが和を乱す
📜 引用原文 第一四章 憎しみ 五「この僧団が分裂しようとしていたときに、もしも汝らがそれぞれ『その人が最もすぐれている』と考えるのであるならば、(分裂をもたらす)それぞれ別々の声が挙がったのである。汝らが『その人が最もすぐれ... -
怨みに費やすには、人生はあまりに短い
📜 引用原文 第一四章 憎しみ 四「この正しい教えを聞くのでなければ、真理を識ることのできない人々は、誰か他人に対して怨みを結ぶ。人生はこのように短いのに。」— 『ダンマパダ』 🔍 逐語訳 正しい教えを耳にせず、真理を理... -
撒いた種は自分に返る
📜 引用原文 第一四章 憎しみ 三「殺す人は殺され、怨む人は怨みを買う。また罵りわめく人は他の人から罵られ、怒りたける人は他の人から怒りを受ける。」— 『ダンマパダ』 🔍 逐語訳 他者を殺す者は、自らもまた殺される。他者... -
害されたからとて、害し返すな
📜 引用原文 第一四章 憎しみ 二「かれは以前には自己を害ない、後には外のものを傷ける。(自分が)害されると、他の人を害する。鷹が鳥どもを害なうように。」— 『ダンマパダ』 🔍 逐語訳 彼(人間)は、本来は自分を害するこ... -
怒りに応じるな、静けさで報いよ
📜 引用原文 第一四章 憎しみ 一「悪い行ないをなさず怒ってもいない人に対して怒るならば、この世においても、かの世においても、その人は苦しみを受ける。」— 『ダンマパダ』 🔍 逐語訳 悪い行いをしていない者に対して、その... -
尊敬は蜜であり、泥でもある――刺さる前に手放せ
■原文(一八) けだし良家の(人々から)つねに受ける礼拝と尊敬とは、汚泥のようなものであると(修行者らは)知っているからである。細い矢は抜き難い。凡人は(他人から受ける)尊敬を捨てることは難しい。 以上 第一三章「尊敬」 ■逐語訳 良家の人々...