implex1023– Author –
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慎みと集中がもたらす、真の安らぎ
📜 引用原文(三*) 身体についてつねに真相を念い、つねに諸の感官を慎しみ、心を安定させている者は、それによって自己の安らぎを知るであろう。 🔍 逐語訳・用語解説 身体についてつねに真相を念う:身体が無常・不浄であるという真実を... -
今、正しく在る者に、死も及ばぬ
📜 引用原文(二*) 身をまっ直ぐに立て、心もそのようにして、立っても、坐しても、臥しても、つねに念いをおちつけてととのえている修行僧は、過去についても未来についても、勝れた境地を得るであろう。過去についても未来についても勝れた境地... -
心を鎮め、世界を照らす
📜 引用原文(日本語訳) 第一五章念いをおちつけて一*ブッダの説かれたとおりに、呼吸を整える思念をよく修行して、完成し、順次に(諸の煩悩を)克服してきた人は、雲を脱れた月のように、この世を照らす。 🔍 逐語訳 念いをおちつけて一... -
至誠は音もなく、形もなく、それでいて民を動かす
君子の徳は、無為にして為す。言わずして信じられ、怒らずして畏れられる。 ■引用原文 詩曰、奏仮無言、時靡有争、是故君子不賞而民勧、不怒而民威於鈇鉞、詩曰、不顕惟徳、百辟其刑之、是故君子篤恭而天下平、詩曰、予懐明徳、不大声以色、子曰、声色之於... -
君子の徳は密やかにして明らか
静かに内面を修め、やがて信と敬をもって天下に及ぶ。 ■引用原文 詩曰、衣錦尚絅、悪其文之著也、故君子之道、闇然而日章、小人之道、的然而日亡、君子之道、淡而不厭、簡而文、温而理、知遠之近、知風之自、知微之顕、可与入徳矣、詩云、潜雖伏矣、亦孔之... -
誠にして天と地を経綸す:至誠の力で万象を治める
■引用原文 唯天下至誠、為能経綸天下之大経、立天下之大本、知天地之化育、夫焉有所倚、其仁、淵淵其淵、浩浩其天、苟不固聡明聖知、達天徳者、其孰能知之。 ■逐語訳 ただこの世において**完全なる誠を体現した者(至誠)のみが、 天下の最も根本的な秩序... -
天地に配す聖人の徳:知・仁・勇・礼・義を備えよ
あらゆる美徳を統合して時に応じて発揮する、その徳こそ天下を動かす。 ■引用原文 唯天下至聖、為能聡明叡知、足以有臨也、寛裕温柔、足以有容也、発強剛毅、足以有執也、斉荘中正、足以有敬也、文理密察、足以有別也、溥博淵泉、而時出之、溥博如天、淵泉... -
天地の徳に学びて、万物を育むリーダーたれ
聖人たる孔子の道は、天地自然のごとく全てを受け容れ、すべてを活かす。 ■引用原文 仲尼祖述尭舜、憲章文武、上律天時、下襲水土、辟如天地之無不持載、無不覆幬、辟如四時之錯行、如日月之代明、万物並育而不相害、道並行而不相悖、小徳川流、大徳敦化、... -
時・人・天に適った行いは、天下の法となる
君子の道は、時代・人心・天地を貫いて普遍にして不滅。 ■引用原文 故君子之道本諸身、徴諸庶民、考諸三王而不繆、建諸天地而不悖、質諸鬼神而無疑、百世以俟聖人而不惑、質諸鬼神而無疑、知天也、百世以俟聖人而不惑、知人也、是故君子、動而世為天下道、... -
礼を作るには、徳・位・時の三重を備えよ
無徳・無位・時にそぐわぬ改革は、身を滅ぼす。 ■引用原文 子曰、「愚而好自用、賤而好自専、生乎今之世、反古之道、如此者、及其身者也。非天子不議礼、不制度、不考文。今天下車同軌、書同文、行同倫、雖有其位、苟無其徳、不敢作礼楽焉。雖有其徳、苟無...