implex1023– Author –
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【4-2】叡智は受け継がれてこそ、力となる
◆第4章 第2節による心得 ●原文引用 「このように、王仙たちはこの伝承されたヨーガを知っていた。しかしそのヨーガは、久しい時を経て失われた。」(第4章 第2節) ●逐語訳(一文ずつ訳す) 「このように、王仙たちはこの伝承されたヨーガを知っていた」 ... -
【4-1】 叡智は光より始まり、秩序と統治に伝わる
◆第4章 第1節による心得 ●原文引用 聖バガヴァットは告げた。「私はこの不滅のヨーガをヴィヴァスヴァット(太陽神)に説いた。ヴィヴァスヴァットはそれをマヌ(人類の祖)に告げ、マヌはそれをイクシュヴァーク(王名)に告げた。」(第4章 第1節) ●逐... -
【3-43】 最終的教訓:自己を確立し、欲望という敵を打ち破れ
◆第3章 第43節による心得 ●原文引用 「このように、思惟機能よりも高いものを知り、自ら自己を確固たるものにして、勇士よ、欲望という難敵を殺せ。」(第3章 第43節) ●逐語訳 このように:前節までで語られた意識の階層(感官→思考→思惟→真の自己)を理... -
【3-42】 人間存在の階層と最も高位にある「個我」
◆第3章 第42節による心得 ●原文引用 「諸感官は強力であると言われる。思考器官は諸感官より高く、思惟機能は思考器官より高い。しかし、思惟機能の上にあるもの、それが彼(個我)である。」(第3章 第42節) ●逐語訳 諸感官(インドリヤーニ):視覚・聴... -
【3-41】 欲望克服への第一歩:感官制御
◆第3章 第41節による心得 ●原文引用 「それ故アルジュナよ、あなたはまず感官を制御し、理論知と実践知を滅ぼすこの邪悪なものを捨てよ。」(第3章 第41節) ●逐語訳 それ故アルジュナよ:前節までの説明を踏まえたクリシュナの呼びかけ。 まず感官を制御... -
【3-40】 欲望が拠り所とする人間の内なる構造
◆第3章 第40節による心得 ●原文引用 「感官と思考器官と思惟機能は、それの拠り所であると言われる。それはこれらにより知識を覆い、主体(個我)を迷わせる。」(第3章 第40節) ●逐語訳 感官(インドリヤ):視覚・聴覚など五感。 思考器官(マナス):... -
【3-38〜3-39】 欲望が知性を覆い堕落を生む構造
◆第3章 第38節による心得 ●原文引用 「火が煙に覆われ、鏡が汚れに覆われ、胎児が羊膜に覆われるように、この世はそれ(欲望、怒り)に覆われている。」(第3章 第38節) ●逐語訳 火が煙に覆われ:燃える火でさえ、煙に隠されるように、 鏡が汚れに覆われ... -
【3-37】 バガヴァットの答え:欲望と怒りが最大の敵
◆第3章 第37節による心得 ●原文引用 「それは欲望(カーマ)である。それは怒り(クローダ)である。激質(ラジャス)という要素から生じたものである。それは大食で非常に邪悪である。この世で、それが敵であると知れ。」(第3章 第37節) ●逐語訳 それは... -
【2-72】 ブラフマンの境地と最終解脱
◆第2章 第72節による心得 ●原文引用 「アルジュナよ、これがブラフマン(梵)の境地である。それに達すれば迷うことはない。臨終(りんじゅう)の時においても、この境地にあれば、ブラフマンにおける涅槃(ねはん)に達する。」(第2章 第72節) ●逐語訳 ... -
【2-71】 執着なき行動と自由
◆第2章 第71節による心得 ●原文引用 「すべての欲望を捨て、願望なく、『私のもの』という思いなく、我執(がしゅう)なく行動すれば、その人は寂静(じゃくじょう)に達する。」(第2章 第71節) ●逐語訳 すべての欲望を捨て:心に浮かぶあらゆる「得たい...