implex1023– Author –
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真理の花を摘む者となれ
■ 引用(出典) 第一八章 花 一*だれがこの大地を征服するであろうか?まただれが神々とともなる閻魔の世界を征服するであろうか?わざに巧みな人が花を摘むように、善く説かれた真理のことばを摘み集めるのはだれであろうか?(『ダンマパダ』第18章 第... -
汚れず、揺れず、濁らず──賢者の境地
■原文(出典:『ダンマパダ』第十七章 第十二偈) 大地のように汚されることがなく、門のしまりのように動揺することなく、(深い)湖に汚れた泥がないように、そのような境地にある人──実に、諸の賢者は汚濁を離れている。 ■逐語訳 大地のように汚される... -
心の湖を澄ませる智慧の静寂
■原文(出典:『ダンマパダ』第十七章 第十一偈) 深い湖が、澄んで、清らかであるように、賢者たちは正しい教えを聞いて、こころ清らかである。 ■逐語訳 深い湖が、澄んで清らかであるように:水底が見えるほどに静かで清らかな湖のように、 賢者たちは:... -
自己をととのえる者こそ、真の職人
■原文(出典:『ダンマパダ』第十七章 第十偈) 水道をつくる人は水をみちびき、矢をつくる人は力をこめて(矢を)矯め、大工は木材を矯め、慎しみ深い人々は自己をととのえる。 ■逐語訳 水道をつくる人は水をみちびき:水の流れを望ましい方向へ導くため... -
すでに満たされている者は、求めない
■原文(出典:『ダンマパダ』第十七章 第九偈) もしも水がどこにでもあるのであるならば、どうして泉をつくる必要があろうか?妄執の根を取り除いたならば、さらに何を求める要があろうか? ■逐語訳 もしも水がどこにでもあるならば:すでに水(=潤い・... -
誰が岸に立ち、誰がまだ流れの中にいるのか
■原文(出典:『ダンマパダ』第十七章 第八偈) バラモンである尊師ブッダは、(大河を)渡りおわって陸地に立っている。或る修行僧らはここで水浴をしている。他の修行僧らは筏をつくっている。 ■逐語訳 バラモンである尊師ブッダは:真理に到達した覚者... -
渡ったと思うなかれ――智慧の人のみが彼岸に至る
■原文(出典:『ダンマパダ』第十七章 第七偈) 大海原を渡る人々は、つねに立派な筏をつくって渡る。(かれらは河を渡ったのだと思っているが、実は)河を渡っていないのだ。聡明なる人々のみが(迷いの大河を実際に)渡っているのである。 ■逐語訳 大海... -
一滴の善が、福徳の泉を満たす
■原文(出典:『ダンマパダ』第十七章 第六偈) 「その果報はわたしには来ないであろう」とおもって、善を軽んずるな。水が一滴ずつ滴りおちるならば、大きな水瓶でもみたされるのである。気をつけている人々は、少しずつでも善をなすならば、やがて福徳に... -
一滴の軽視が、大きな禍を呼ぶ
■原文(出典:『ダンマパダ』第十七章 第五偈) 「その報いはわたしには来ないだろう」とおもって、悪を軽んずるな。水が一滴ずつ滴りおちるならば、大きな水瓶でもみたされるのである。愚かな人々は、少しずつでも悪をなすならば、やがてわざわいにみたさ... -
備えなき老いは、折れた弓のように横たわる
■原文(出典:『ダンマパダ』第十七章 第四偈) 若い時に財を獲ることなく、(あるいは出家して)清らかな行ないをまもらないならば、壊れて投げてすてられた弓のようによこたわる。昔のことばかり思い出してかこちながら。 ■逐語訳 若い時に財を獲ること...