implex1023– Author –
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情欲の根を断ち、静かに岸を越えよ
■ 引用(出典) 二一A*池に生える華の茎や花をば、水にもぐって折り取るように、情欲をすっかり断ち切った修行僧は、こちらの岸を捨て去る。蛇が旧い皮を脱皮して捨て去るようなものである。(『ダンマパダ』第18章 第21偈A) ■ 逐語訳 池に咲く美しい花... -
蛇が脱ぐように、執着の皮を脱ぎ捨てよ
■ 引用(出典) 二一*(諸の存在の実体は)ウドゥンバラ樹の花(優曇華)をもとめても得られないようなものだとさとって、諸の存在のうちに堅固なものを見出さなかった修行僧は、こちらの岸(=執着と煩悩の世界)を捨て去る。それは、蛇が古い皮を脱皮し... -
泡の世にとらわれず、欲望の矢を抜け
■ 引用(出典) 二〇この世は沫(あわ)のようなものであると知り、陽炎のようなはかない本性のものであると、さとったならば、この世で悪魔の花の矢を断ち切って、死王に見られないところへ行くであろう。(『ダンマパダ』第18章 第20偈) ■ 逐語訳 この... -
世界の本質を見抜く者は、死すらも超えてゆく
■ 引用(出典) 一九この世は水瓶のように脆いものだと知って、陽炎のようなはかない本性のものであるとさとったならば、この世で悪魔の花の矢を断ち切って、死王に見られないところへ行くであろう。(『ダンマパダ』第18章 第19偈) ■ 逐語訳 この世(あ... -
泡と陽炎の身を悟り、死の支配を超えて歩め
■ 引用(出典) 一八*この身は沫(あわ)のようなものであると知り、陽炎のようなはかない本性のものであると、さとったならば、この世で悪魔の花の矢を断ち切って、死王に見られない*ところへ行くであろう。(『ダンマパダ』第18章 第18偈) ■ 逐語訳 ... -
陽炎の身を悟りて、死の目を超えてゆけ
■ 引用(出典) 一七*この身体は水瓶のように脆いものだと知って、陽炎のようなはかない本性のものであるとさとったならば、この世で悪魔の花の矢を断ち切って、死王に見られないところへ行くであろう。(『ダンマパダ』第18章 第17偈) ■ 逐語訳 この肉... -
富に夢中な心に、死は背後から忍び寄る
■ 引用(出典) 一六花を摘むのに夢中になっている人が、まだ財産が集まらないうちに、死神がかれを征服する。(『ダンマパダ』第18章 第16偈) ■ 逐語訳 世の楽しみ(花)に夢中になっている者がいる。 その人はまだ「十分な財産が集まっていない」と感じ... -
夢中のまま終わらぬために、目を覚まして生きよ
■ 引用(出典) 一五*花を摘むのに夢中になっている人が、未だ望みを果たさないうちに、死神がかれを征服する。(『ダンマパダ』第18章 第15偈) ■ 逐語訳 快楽や物質的な追求に耽り、花を摘むことに夢中になっている者がいる。 彼は、まだ自分の願いや目... -
死は、花に夢中の心を容赦なくさらっていく
■ 引用(出典) 一四*花を摘むのに夢中になっている人を、死がさらって行くように、眠っている村を、洪水が押し流して行くように。(『ダンマパダ』第18章 第14偈) ■ 逐語訳 目の前の花を摘むことに夢中になっている者は、 自分に死が近づいていることに... -
塵芥の中に咲く、真理の花となれ
■ 引用(出典) 一二、一三*大道に棄てられた塵芥の山堆の中から、香ぐわしい麗しい華が生ずるように――塵芥にも似た盲た凡夫のあいだにあって、正しくめざめた人(ブッダ)の弟子たちは、知慧もて輝く。(『ダンマパダ』第18章 第12偈・第13偈) ■ 逐語訳...